Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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観光社会学A 花井 友美
選択必修  2単位
【観光経営】 17-1-1130-3753-19A

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義では、社会科学の視点から観光をとらえ、観光が社会にもたらす影響、社会が観光のあり方に及ぼす影響について考察する。
 なお、適宜関連する産業組織学や行動科学などの知見も取り入れながら、幅広い視点から観光を理解していく。
 春学期は、観光を構成する「ひと」、具体的には観光者とその観光者をもてなす人をテーマとする。
 秋学期は、さまざな新しいツーリズムの形態を紹介するとともに、観光の社会的役割について考える。

2.
授業の到達目標

 観光を構成する「ひと」、具体的には観光者とその観光者をもてなす人の考え方や行動を観光社会学の見地から説明できる。
 観光を社会科学の視点から幅広くとらえ、問題意識を身につけることをねらいとする。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点 20%(授業内の小レポート、受講態度)
 レポート 20%(中間レポート10%、総合レポート10%)
 試験 60%(講義内の中間試験 30%、総合試験 30%)

4.
教科書・参考書

 特に指定しない。

5.
準備学修の内容

 授業後には、授業内容や授業中に指示された事項について復習し、中間レポートと総合レポートを作成する。
 授業で学修したことを普段から気に留め、注意深く観察し、自らの学びに役立てること。
 具体的には、
  ①観光者及び観光業に従事している人々の行動を注意深く観察する
  ②新聞やニュース等で報道される観光にまつわる市場動向や社会情勢に目を向ける
 など。
 授業を欠席した場合は必ず配布資料(LMSにアップロード予定)の内容を確認するとともに不明な点は教員に質問すること。

6.
その他履修上の注意事項

 新聞やニュース等から、積極的に観光や現代社会のトレンドについての情報を収集し、常に学びの下地を作るよう心掛けてほしい。
 講義中の私語及び雑談は厳禁。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 自由時間行動としての観光(1)~遊びの理論とフロー体験
【第3回】
 自由時間行動としての観光(2)~行動の抑制要因としての「時間」
【第4回】
 観光者の類型(1)~ツーリストとトラベラー
【第5回】
 観光者の類型(2)~成長する観光者
【第6回】
 観光者の欲求・動機
【第7回】
 パーソナリティと観光の選好
【第8回】
 中間試験と復習
【第9回】
 観光のプランニング
【第10回】
 観光者の情報行動(1)~商品提供者発信型情報提示
【第11回】
 観光者の情報行動(2)~商品による情報行動の違い
【第12回】
 サービスマーケティング(1)~サービスの特徴と分類
【第13回】
 サービスマーケティング(2)~顧客ロイヤルティ
【第14回】
 観光業におけるホスピタリティ
【第15回】
 総合試験とまとめ