Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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旅行産業経営論A 長谷川 保宏
選択必修  2単位
【観光経営】 17-1-1130-4415-23A

1. 授業の概要(ねらい)

 政府は2007年に観光立国推進基本法を成立させ、2008年秋には観光庁を設立し、観光の発展を新成長戦略のひとつに位置づけた。観光の領域は運輸・宿泊産業など多岐にわたるが、旅行業はその中にあって各産業を有機的に組み合わせ、観光を総合的に発展させる役割を担っている。少子高齢化や低成長が継続する社会にあって、活力ある社会を構築するために旅行業はどう展開していくべきか。講義では、できるだけ最新のデータを使って旅行業の流れを追い、今後の展開を検討する。本講座では、旅行業の成り立ち、社会的責任、関連法規、マーケティング等について学ぶ。

2.
授業の到達目標

 旅行業の基本的な知識を習得するとともに、政府の観光政策、地域活性化などのより広い観点から、旅行業の果たす役割を理解することを目標とする。

3.
成績評価の方法および基準

 学期内レポート(30%)及び期末試験(70%)で評価する。なお、出席状況が悪い場合は減点する。

4.
教科書・参考書

 適宜資料を配布する。

5.
準備学修の内容

 旅行に関するニュースに興味を持って接し、その背景を常に考えてみること。

6.
その他履修上の注意事項

 旅行産業経営論ⅠとⅡで全体を構成しているので、継続した受講を望む。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション、観光とは
【第2回】
 観光の現代的意義と影響、効果
【第3回】
 外国における旅行史
【第4回】
 日本における旅行史
【第5回】
 観光・旅行業に関わる基本的用語
【第6回】
 旅行市場概観
【第7回】
 観光政策と観光行政
【第8回】
 旅行業の経営(1)経営理念・社会的責任
【第9回】
 旅行業の経営(2)連結経営・関連事業
【第10回】
 旅行業と関連法規
【第11回】
 旅行商品(パッケージ旅行商品、メディア商品)
【第12回】
 旅行業の業態・業種区分
【第13回】
 旅行業の営業活動と業種別営業内容
【第14回】
 旅行業のマーケティングの特徴と内容
【第15回】
 まとめとテスト