1. |
授業の概要(ねらい) |
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本授業は、公務員試験等、就職に関する受験目標を持つ学生を対象とする。しかし一口に公務員教養と言っても、その範囲は極めて広い。公務員になるための教養試験には、知識(社会科学、人文科学、自然科学)と知能が必要となる。 授業では後者の知能の分野に焦点をあて、数的処理を中心に、数理的スキルや論理的思考力を習得する。これらは丸暗記では対処することはできない、いわば思考の基盤となる能力である。
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2. |
授業の到達目標 |
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① まず基礎能力を養うべく、公務員試験に出題されるような演習問題を題材とし、 ② いかに考え、分析し、判断をするかを身につけること、 ③ さらに、自らの能力を高める方法を習得することを目標とする。 ■授業方法: 公務員試験に受かるには、いかにするべきかを考え、演習問題を解く。授業は学生参加型とする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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*発表・討論等によるクラス貢献度と課題提出(30%)、レポートまたは試験(70%)を総合して評価する。 ■評価の基準(試験の達成レベルと成績の目安): S:特に優秀で、教科書程度の問題なら、いつでも十分に解ける。 A:優秀で、教科書程度の問題を、十分に理解することができ、問題が解ける。 B:教科書は何とか理解でき、自力で何とか問題が解ける。 C:単位取得の最低レベルにすぎない。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書:本シラバスには敢えて掲載しないが、別途指定する。
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5. |
準備学修の内容 |
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受講の効果を向上させるためには、復習をすることが望ましい。 復習は、授業で学んだこと、自分ができなかった問題等を、再度自分で学習する。 学生の理解を助けるために、課題を出すことがある。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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*1年間でまとまった内容を学ぶので、特別講義・公務員教養IIIをすでに履修済みであることが望ましい。なお、未履修の場合は、特別講義・公務員教養IVを履修後に、特別講義・公務員教養IIIを履修すること強く勧める。 *数学的な事項は、基本から復習する。 *数学的な考え方を好きになれば素晴らしいが、少なくとも苦手意識を排除したい。 *数理的スキルを学ぶ最後のチャンスとなるので、しっかり受講されたい。 *なお、公務員コースでは、推奨選択科目となっている。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション、授業の方針・内容 | 【第2回】 | 試験問題を分析・対策・戦略 | 【第3回】 | 論理的な思考(1) | 【第4回】 | 論理的な思考(2) | 【第5回】 | 場合の数(1) | 【第6回】 | 場合の数(2) | 【第7回】 | 確率(1) | 【第8回】 | 確率(2) | 【第9回】 | 資料解釈(1) | 【第10回】 | 資料解釈(2) | 【第11回】 | 資料の分布(1) | 【第12回】 | 資料の分布(2) | 【第13回】 | 表とグラフ | 【第14回】 | 総合問題(1) | 【第15回】 | 総合問題(2) |
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