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授業の概要(ねらい) |
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公務員試験志望者および各種資格試験の受験者を対象に、演習を行います。民法の債権総則、債権各論、家族法の各分野について、各試験に出題されるような実践的な問題を検討し、設問に関連する民法の知識の復習、確認をしていきます。春期の特別演習・民法Ⅲでは主に債権総則の分野を扱う予定です。
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2. |
授業の到達目標 |
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①各種資格試験に必要な、民法の知識の確認および整理 ②すでに修得している知識を実践的な問題に活用できるようにすること
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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原則として最終回に実施する試験によって成績を評価します(100%)。出席者数など状況に応じて、小テストを実施して加点する場合があります。
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4. |
教科書・参考書 |
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小型の六法を必ず授業時に持参すること。 テキストは、初回授業にて、受講者の希望を勘案したうえで指定します。 参考文献としては、各自が民法の各科目で使用していた教科書の該当箇所を参照し、復習することでかまいませんが、内田貴『民法II 債権各論〔第3版〕』(東京大学出版会、2011年)、同『民法III 債権総論・担保物権〔第3版〕』(同、2005年)、同『民法IV 親族・相続〔補訂版〕』(同、2004年)を挙げておきます。 なお、配布物について初回で説明する予定です。
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5. |
準備学修の内容 |
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難しいと感じた部分については、きちんと復習し、整理しておきましょう。授業の進度に合わせて、これまでに履修した民法の各科目で学んだことを復習すると理解が深まります。
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その他履修上の注意事項 |
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・授業の際には、忘れずに小型の六法を持参すること。 ・債権総則、契約総論・各論、不法行為法、特殊不法行為法等、対象分野の基礎知識が前提となる部分があります。 ・演習形式の科目ですので、積極的な参加が望まれますが、試験対策以外を目的とする履修も歓迎します。 ・授業中の私語など、他の受講生の迷惑になる行為は禁止です。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス、授業の進め方の説明など | 【第2回】 | 債務不履行・1 ※以降、各回のテーマに該当する実践的問題を取り扱う | 【第3回】 | 債務不履行・2 | 【第4回】 | 債権者代位権・1 | 【第5回】 | 債権者代位権・2、詐害行為取消権・1 | 【第6回】 | 詐害行為取消権・2 | 【第7回】 | 連帯債務・1 | 【第8回】 | 連帯債務・2 | 【第9回】 | 保証債務・1 | 【第10回】 | 保証債務・2 | 【第11回】 | 債権譲渡・1 | 【第12回】 | 債権譲渡・2 | 【第13回】 | 債権の消滅原因・1 | 【第14回】 | 債権の消滅原因・2 | 【第15回】 | まとめと授業内試験 ※上記授業計画は、状況および受講者の希望に応じて変更することがあります |
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