Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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労働法 II 田中 友梨
選択  2単位
【観光経営】 17-1-1501-3351-16A

1. 授業の概要(ねらい)

 労働法における基本的知識(※「労働法Ⅰ」で学んだこと。もっとも、「労働法Ⅰ」を履修していなくても、授業の講義中に必要な情報は説明しながら進みますので安心して下さい。)を前提として、現代における労働問題について考えます。
 そもそも「労働問題」とは何か?困ったときの対処法、知っていたら必ず役に立つ情報など、実際に働き始めたら役立つようなテーマを中心に学習します。
 授業においては、実際にあった労働事件(判例・裁判例)を紹介します。裁判所は、どのように判断したのか、それは果たして、私たちの感覚と一致するものかといったことについても一緒に考えてみましょう。

2.
授業の到達目標

 具体的な労働問題を取り上げ、解決能力を身に着けることを目標とします。

3.
成績評価の方法および基準

 期末試験の成績のみ評価します。出席回数は考慮しません。
 6回以上の欠席で期末試験の受験資格はないものとします(救済措置としてのレポート等はありません。)。
 就職活動、公欠(部活の試合や引率)、通院等、合理的な理由がある場合は、所定の届出や証明するものがあれば、出席としますので、すぐに申し出て下さい。
 たまに、出席カードや授業の感想等を書いてもらうことがあります。良い意見や鋭い質問があれば、加点します。
 最終的な成績は、期末試験の点数と授業態度(意見や質問など)で決定します。
 積極性や授業中のマナーも授業態度として評価の対象とします。

4.
教科書・参考書

 テキスト:『労働法講義(平成25年度版)』後藤邦春・著
 参 考 書:『問答式法律相談(労働法編)』後藤邦春・著
 ※試験においては、テキストと参考書のみ持ち込み可です。テキストに書き込みをしても構いませんが、参考書とレジュメの持ち込みは不可です。授業は、テキストと参考書に沿って進みます。

5.
準備学修の内容

 その時期のニュースを取り上げることもあるので、テレビや新聞に関心を持って下さい。

6.
その他履修上の注意事項

 「労働問題」は、働く人たちにとっては、いつでも生じうる問題です。職場で困ったことがあったらどうしたらいいか、アルバイト中のことなど、具体的な状況を思い浮かべながら聞いて頂けると分かりやすいと思います。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 労働契約(使用者と労働者)
【第3回】
 就業規則とは
【第4回】
 労働時間と賃金の関係
【第5回】
 サービス残業
【第6回】
 ブラック企業とは
【第7回】
 メンタルヘルス①
【第8回】
 メンタルヘルス②
【第9回】
 メンタルヘルス③
【第10回】
 労働問題への対応方法について
【第11回】
 ハラスメント①
【第12回】
 ハラスメント②
【第13回】
 ハラスメント③
【第14回】
 まとめと復習
【第15回】
 まとめと期末試験(代替措置はないので必ず受験して下さい。)