Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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生活の医学 I 宮本 亘
選択  2単位
【スポーツ医療】 17-1-1605-3998-03A

1. 授業の概要(ねらい)

現代日本において、平均寿命の著しい延長による急速な高齢化社会の到来は、加齢に伴って頻度が増加する疾患を著しく増加させた。骨粗鬆症による骨折、脊柱や関節の変性疾患などは増加の一途をたどっている。また2007年の国民生活基礎調査によると全国の有訴率(病気やけがなどで自覚症状がある者を有訴者といい、人口1000人当たりの有訴者の比率を有訴率という)は327.6であり、「腰痛」「肩こり」「手足の関節が痛む」がなどの運動器に関連した愁訴が上位を占めている。このような状況において、運動器の障害に関する理解を深めることは21世紀を生きていく人間にとって意義あることと考える。「生活の医学」を通して、人間の運動器に関する知識を深めていただきたい。

2.
授業の到達目標

ヒトの運動器の基本的構造を学ぶ、代表的な運動器障害について学ぶ。

3.
成績評価の方法および基準

成績評価の方法:出席状況、筆記試験

4.
教科書・参考書

特になし

5.
準備学修の内容

可能であれば、独授業内容に関連した情報を書物やインターネットで得ておくことが望ましい。

6.
その他履修上の注意事項

講義中の私語は厳禁、目に付けばその場で退室を命じる、その場合、当科目の履修継続は認めない、運動器の構造と障害に興味ある学生に履修していただきたい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
ガイダンス
【第2回】
骨の基本構造
【第3回】
関節の基本構造
【第4回】
骨格筋の基本構造
【第5回】
脊髄・末梢神経の基本醸造
【第6回】
上・下肢の主な関節
【第7回】
骨格の感染症
【第8回】
関節リウマチについて学ぶ
【第9回】
骨折について学ぶ
【第10回】
上肢の骨折
【第11回】
下肢の骨折
【第12回】
小児の骨格疾患
【第13回】
関節の老化:変形性関節症
【第14回】
骨粗鬆症
【第15回】
試験