Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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アジア経済論 I 李  燦雨
選択必修  2単位
【経済】 17-2-2120-3292-18A

1. 授業の概要(ねらい)

 アジア地域は世界経済の中でも経済成長が最も早い地域であり、日本においても重要な経済パートナです。アジア地域の経済を分かることは日本の持続的な経済発展のためにも欠かせない情報を得ることとなります。
 本講義では、アジア地域の経済の実態を理解しながら、アジア地域が世界経済に統合していくプロセスの中での高成長や経済危機、そして経済回復の原因を分析します。特に、日本とアジア地域との経済連携の将来像を念頭に入れながら、アジア地域経済が抱える課題に対する考え方を学んで行きます。

2.
授業の到達目標

 ①21世紀の世界経済においてもっとも注目されているアジア地域に対し、その経済成長のメカニズムと動力に対する基礎的な理解ができる。
 ②アジア地域経済の問題点と課題を論理的に説明できる。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点(30%)講義への主体的参加をを評価します。
 期中課題レポート(20%)
 期末テスト:試験と小論文(50%)

4.
教科書・参考書

 テキスト:適宜配布する。
 参考文献:山田順著『希望の地としての新興アジア』、実務教育出版(2016)
      平川均外編著『新・アジア経済論』、文真堂(2016)
      三井戦略研究所編『アジアをみる眼』、共同通信社(2012) とプリント資料

5.
準備学修の内容

 ・指定したテキストと配布した参考資料を読んでおくこと。
 ・授業時に示す課題について回答レポートを作成すること。

6.
その他履修上の注意事項

 この授業は、講義形式を中心としますが、受講者の主体的な参加を重視します。この授業で出るアジア地域の経済実態や課題について、質問や議論に積極的に取り組んでください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション:アジア経済の概観
【第2回】
 世界の中のアジア経済:アジア経済の力
【第3回】
 アジアはなぜ発展したのか:工場と市場
【第4回】
 グローバリゼーションとアジア
【第5回】
 アジア通貨危機の経験
【第6回】
 アジアの統合とFTA
【第7回】
 アジアと太平洋経済:APEC
【第8回】
 中間まとめ:アジア経済の魅力と問題点
【第9回】
 アジアに浸透するジャパナイゼーション
【第10回】
 観光産業から見たアジアと日本
【第11回】
 アジアのインフラ整備(交通、物流)
【第12回】
 アジアの企業経営の事例
【第13回】
 アジアの抱える諸問題①:北東アジア
【第14回】
 アジアの抱える諸問題②:東南アジア
【第15回】
 アジアの抱える諸問題③:南アジア