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授業の概要(ねらい) |
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アジア地域は世界経済の中でも経済成長が最も速い地域であり、日本においても重要な経済パートナです。アジア地域の経済を分かることは日本の持続的な経済発展のためにも欠かせない情報を得ることとなります。 本講義では、「アジア経済論I」で学んだアジア地域経済の実態と構造に関する認識をベースに、日本とアジア諸国との経済関係を念頭に入れながらアジア諸国における経済の具体的な事情や経済政策、そして経済発展の課題に対する分析を学んで行きます。
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2. |
授業の到達目標 |
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①21世紀の世界経済においてもっとも注目されているアジア地域に対し、その経済発展政策に対する基礎的理解ができる。 ②アジア諸国の経済の実態と課題を論理的に説明できる。
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成績評価の方法および基準 |
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平常点(30%)講義への主体的参加を評価します。 期中課題レポート(20%) 期末テスト:試験と小論文(50%)
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教科書・参考書 |
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テキスト:適宜配布する。 参考文献:山田順著『希望の地としての新興アジア』、実務教育出版(2016) 平川均外編著『新・アジア経済論』、文眞堂(2016) みずほ総合研究所著『ASEANの実力を読み解く』、東洋経済新報社(2014)とプリント
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準備学修の内容 |
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・指定したテキストと配布した参考資料を読んでおくこと。 ・授業時に示す課題について解答レポートを作成すること。
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その他履修上の注意事項 |
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この授業は、講義形式を中心としますが、受講者の主体的な参加を重視します。この授業で出るアジア地域の経済実態や課題について、質問や議論に積極的に取り組んでください。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション:アジア経済の牽引力(市場と政府) | 【第2回】 | アジア諸国の経済発展形態 | 【第3回】 | 政府のリーダーシップと経済開発 | 【第4回】 | 経済政策シミュレーションゲーム | 【第5回】 | 韓国経済の台頭と特徴(I):開発独裁と経済成長 | 【第6回】 | 韓国経済の台頭と特徴(II):市場民主主義とグローバリゼーション | 【第7回】 | 北朝鮮経済の展開と特徴 | 【第8回】 | 中国経済の特徴と展望 | 【第9回】 | 中国~台湾経済の連携と問題点 | 【第10回】 | 東南アジアの発展国の現状と将来 (シンガポールとマレーシア経済) | 【第11回】 | 海のアセアンの経済 (インドネシアとフィリピン経済) | 【第12回】 | メコン地域開発と東南アジア地域統合(I) (ベトナム、タイの経済) | 【第13回】 | メコン地域開発と東南アジア地域統合(II) (ミャンマー経済) | 【第14回】 | インド~バングラデシュ経済の成長 | 【第15回】 | アジア経済の将来と日本 |
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