Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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西洋経済史 I 廣田  功
選択  2単位
【経営】 17-1-1110-1865-21A

1. 授業の概要(ねらい)

 この授業では、今日の世界の経済の基盤である市場経済あるいは資本主義というシステムが現代(20世紀)を通じてどのように発展し、変化してきたのかを説明する。その際、各時代の世界経済(国際経済)の特徴ばかりではなく、各国民経済(イギリス・フランス・ドイツ・アメリカ)の特徴にも重点を置く。また、狭義の経済ばかりではなく、社会やヨーロッパ統合にも目を向ける。この授業を通じて、市場経済あるいは資本主義の多様性について学ぶ。なお、西洋経済史Ⅰでは、世紀転換期から1930年代までの時代を扱い、西洋経済史Ⅱでは、第二次世界大戦以降の時代を扱う。

2.
授業の到達目標

 20世紀の欧米諸国(イギリス・フランス・ドイツ・アメリカ)の経済の特徴を理解し、説明することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点:40%(授業中の質問に対する回答など、授業への意欲)
 テスト:60%

4.
教科書・参考書

 教科書:馬場哲・山本通・廣田功・須藤功『エレメンタル欧米経済史』(晃洋書房)

5.
準備学修の内容

 各授業の冒頭に、前回の授業の内容について質問するので、質問に答えることができるよう、前回の授業の内容をしっかり復習しておくこと。

6.
その他履修上の注意事項

 今後、西洋経済史Ⅱを履修することが望ましい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 世紀転換期の世界経済
【第3回】
 世紀転換期イギリスの経済と社会
【第4回】
 世紀転換期フランスの経済と社会
【第5回】
 世紀転換期ドイツの経済と社会
【第6回】
 第一次世界大戦期の経済と社会
【第7回】
 第一次世界大戦後の世界経済
【第8回】
 イギリスとフランスの戦後復興
【第9回】
 ドイツの戦後復興とワイマール体制
【第10回】
 1920年代のアメリカ経済
【第11回】
 1930年代不況と不況対策―イギリス
【第12回】
 1930年代不況と不況対策―ドイツ
【第13回】
 1930年代不況と不況対策―アメリカ・フランスのニューディール
【第14回】
 1930年代の世界経済
【第15回】
 まとめとテスト