基礎運動学Basic Kinesiology
科目責任者沖雄二教員紹介
担当者沖雄二教員紹介
標準履修年次・単位数・必修選択別1年・前期 (2単位・必修) [作業療法学科]
科目ナンバー2C107

授業の概要(ねらい)

 人間の各関節運動について運動学的な用語・知識を理解し、生体力学の基礎について学習します。その上で、人間の作業・活動・動作について運動学的な観察や分析の説明ができるように学修します。運動・動作の分析は、関節運動を運動速度や運動方向・範囲等を挙げて運動学的に説明できなければなりません。応用として歩行周期と歩行指標を観察から分析します。この科目は、グループディスカッション形式で行われます。各自の身体を動かしグループのメンバーと共に確かめながら進めていきます。
 本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は、作業療法士として20年以上の臨床経験があり、その実務経験を活かし、作業療法士に必要とされる基礎知識を解説し、身体障害・高齢期の専門領域について導入的に説明します。

授業の到達目標

【ディプロマ・ポリシーとの関連:②】
1.人間の各関節運動について運動学的な用語・知識を用いて説明できる。
2.生体力学の基礎について述べることができる。
3.上肢帯と肩関節の運動についてその特徴を説明できる。
4.肘関節と前腕の運動についてその特徴を説明できる。
5.手関節と手の運動についてその特徴を説明できる。
6.股関節の運動についてその特徴を説明できる。
7.膝関節の運動についてその特徴を説明できる。
8.足関節と足の運動についてその特徴を説明できる。
9.体幹の運動についてその特徴を説明できる。
10.運動・動作の分析-関節運動を運動速度や運動方向・範囲を挙げて運動学的に記述できる。
11.運動・動作のバランス保持を力学的に説明できる
12.歩行周期と歩行指標を説明できる。
13.身体とてこについて説明できる。

授業内容

授業内容担当者
第1回運動学の基礎知識について学ぶ
 ①身体運動の面と軸 ②様々な姿勢
 ③重心と基底面 ④姿勢の安定性
沖雄二
第2回上肢帯と肩関節の運動について学ぶ
 ①肩と上腕にある骨と筋、神経
 ②肩関節と運動
沖雄二
第3回肘関節と前腕の運動について学ぶ
 ①肘部と前腕にある骨と筋、神経 ②肘関節と運動
沖雄二
第4回手関節と手の運動について学ぶ
 ①手関節と手にある骨と筋、神経 ②手の関節と運動
 ③手のアーチ ④握りとつまみ ⑤手の変形
沖雄二
第5回股関節の運動について学ぶ
 ①骨盤と股関節にある骨と筋、神経
 ②股関節と運動
沖雄二
第6回膝関節の運動について学ぶ
 ①膝関節にある骨と筋、神経
 ②膝関節と運動
沖雄二
第7回足関節と足の運動について学ぶ
 ①足関節にある骨と筋、神経 ②足関節と運動
 ③足のアーチ ④足部の変形
沖雄二
第8回体幹の運動について学ぶ
 ①脊柱の骨格・筋・靭帯 ②脊柱の動き ③脊髄神経
 ④胸椎と胸郭の運動 ⑤腰椎の運動
沖雄二
第9回頭部(頚部)・顔面の運動について学ぶ
 ①頭頸部の骨格・筋・神経 ②頸椎の運動 ③表情筋
沖雄二
第10回運動と動作の分析について学ぶ
 ①運動分析の目的 ②運動分析の方法および用語
 ③運動分析
沖雄二
第11回運動と動作の分析について学ぶ
 ①作業・動作の分析
沖雄二
第12回生体力学の基礎について学ぶ
 ①円運動 ②筋力と重力 ③モーメント 
 ④運動法則 ⑤仕事とエネルギー
沖雄二
第13回姿勢と重心について学ぶ
 ①重心 ②立位姿勢の安定性 ③姿勢の分類
 ④立位姿勢の安定性 ⑤立位姿勢の異常
沖雄二
第14回歩行と走行について学ぶ
 ①歩行周期 ②運動学的分析(歩行時の筋のモーメント・歩行時の筋電図ポリグラフ
 ③高齢者の歩行および異常歩行 ④歩行と走行の違い
沖雄二
第15回運動学習について学ぶ
 ①学習と記憶 ②運動技能 ③運動学習の神経生物学
 ④練習と訓練
沖雄二

成績評価の方法および基準

1.以下1)~2)の合計100点満点及び3)の欠席(減点)で成績を評価する。
1)定期試験: 60%
2)小テスト: 40% 小テスト実施後の授業内で答案返却と解説をする。
3)欠席(減点): 授業欠席1回毎に最終成績から1点減点する。
※ 5回欠席者は、「定期試験」の受験資格を喪失する。
2.合計点が60点に満たないものは再試験を受けなければならない。
なお、再試験は100点満点で試験を行い、60~100点を合格とし、評価点は60点、評定はCで判断する。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容およびそれに必要な時間

次回の授業範囲について、教科書の該当部分を読んでおくこと。
【事前学修】
・講義前に教科書を熟読し内容を理解する。わからない場合は調べてノートに記載すること。
【事後学修】
・授業内容でわからなかった個所は教科書、参考書等を活用し解決に努める。解決できない場合は、教員へ質問し解決させる。
【必要時間】
・当該期間に30時間以上の予復習が必要。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書「基礎運動学 第6版」中村隆一 斎藤宏 長崎浩医歯薬出版株式会社
参考書「標準理学療法作業療法学 専門基礎分野 解剖学」野村 嶬 他医学書院
参考書「標準理学療法作業療法学 専門基礎分野 生理学」石澤光郎、冨永 淳 他医学書院
参考書「生体のしくみ 標準テキスト」(電子テキスト)高松 研
堀内 ふき
医学映像教育センター

その他履修上の注意事項

E-Text「生体のしくみ 標準テキスト」はパソコンまたはIPadが必要。
この科目とディプロマ・ポリシーとの関連をカリキュラム・マップを参照し、理解すること。