身体機能評価学演習ⅠEvaluation Practice of Bodily Function Ⅰ
科目責任者沖雄二教員紹介
担当者沖雄二教員紹介
標準履修年次・単位数・必修選択別2年・後期 (1単位・必修) [作業療法学科]
科目ナンバー2D205

授業の概要(ねらい)

 本科目では、身体機能評価学Ⅰを基盤にして評価の実践的な技術の習得を目的とします。身体障害領域の基本的運動機能の評価である形態計測法は、疾病や障害によって形態上の問題や異常が身体運動機能に影響を与えている場合、その変化を数値的に把握し、治療効果の判定に役立てます。関節可動域の測定は、関節可動域制限の部位や程度を確認し、関節や周囲軟部組織の包括的情報を得て関節可動域制限の原因を推察します。筋力検査法は、筋力低下の部位や程度を明らかにし、さらに筋力の不均等による関節の変形や拘縮を予測します。これらの評価法について演習を通して技術を習得し、それが臨床実践においてどのような評価判定になるのか症例の検討を行いながら説明していきます。身体障害領域の基本的運動機能の評価は、評価対象と評価内容・方法に一定の基準があり、その基準を守って評価を行うことが要求されます。この基準があることで客観的評価として認められるのですが、評価の妥当性や信頼性が証明されるには、確かな技術と対象となる方の状態に合わせた評価法を選別する力が必要です。身体機能評価学演習Ⅰでは、演習や実技を通して各評価法の技術を習得します。さらに習得した技術を各対象疾患の評価につなげていきます。各対象疾患の病態に合わせた評価法を学びます。
 本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は、作業療法士として20年以上の臨床経験があり、その実務経験を活かし、作業療法士に必要とされる基礎知識を解説し、身体障害・高齢期の専門領域について導入的に説明します。

授業の到達目標

【ディプロマ・ポリシーとの関連:②③】
1. 形態計測法を習得する。
2. 関節可動域の測定方法を習得する。
3. 徒手筋力検査法を習得する。

授業内容

授業内容担当者
第1回1. 演習についてのガイダンス
2. ICF分類による評価法
3. 心身機能・身体構造の評価法について学ぶ。
4.OSCE②、③について学ぶ。
沖雄二
第2回1. 形態計測法の実践
2. 正常値の理解
3. 計測の記録について学ぶ。
沖雄二
第3回1. 関節可動域(ROM)の測定-上肢の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
(1)肩甲帯 (2)肩
沖雄二
第4回1. 関節可動域(ROM)の測定-上肢の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
(1)肘 (2)前腕
沖雄二
第5回1. 関節可動域(ROM)の測定-手指
2. 測定の記録について学ぶ。
沖雄二
第6回1. 関節可動域(ROM)の測定-体幹の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
沖雄二
第7回1. 関節可動域(ROM)の測定-下肢の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
(1)股 (2)膝
沖雄二
第8回1. 関節可動域(ROM)の測定-下肢の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
(1)足
沖雄二
第9回1. 筋力検査法(徒手筋力検査法:MMT) の測定-頸部、肩甲帯の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
沖雄二
第10回1. 筋力検査法(徒手筋力検査法:MMT) の測定-上肢の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
(1)肩
沖雄二
第11回1. 筋力検査法(徒手筋力検査法:MMT) の測定-上肢の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
(1)肘
沖雄二
第12回1. 筋力検査法(徒手筋力検査法:MMT) の測定-手指の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
沖雄二
第13回1. 筋力検査法(徒手筋力検査法:MMT) の測定-体幹の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
沖雄二
第14回1. 筋力検査法(徒手筋力検査法:MMT) の測定-下肢の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
(1)股 (2)膝
沖雄二
第15回1. 筋力検査法(徒手筋力検査法:MMT) の測定-下肢の実践
2. 測定の記録について学ぶ。
(1)足
沖雄二

成績評価の方法および基準

1.小テスト40%
2.実技試験 60%
小テストに対し、講義の中で解説等のフィードバックを行います。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容およびそれに必要な時間

【事前学修】
・授業の内容を予習し測定方法を理解すること。
【事後学修】
・授業内容を復習し、分からない箇所は教科書参考書等を活用し解決に努める。
【必要時間】
・当該期間に15時間以上の予復習が必要です。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書標準作業療法学 専門分野 作業療法評価学岩﨑テル子編医学書院
教科書新・徒手筋力検査法津山直一訳協同医書出版
教科書「PT・OTのための臨床技能とOSCE コミュニケーションと介助・検査測定 編(DVD付)」才藤 栄一金原出版
参考書ベッドサイドの神経の診かた田崎義昭、齋藤佳雄他南山堂

その他履修上の注意事項

演習、実習、実技を通してこれらを達成します。また、3回の演習終了毎に小テストを実施し、知識の習得を図ります。
この科目とディプロマ・ポリシーとの関連をカリキュラム・マップを参照し、理解してください。