精神看護学実習Psychiatric and Mental Heath Nursing Practice
科目責任者矢田浩紀教員紹介
担当者矢田浩紀教員紹介, 米元富貴代教員紹介
標準履修年次・単位数・必修選択別3年・後期 (2単位・必修) [看護学科 看護師課程]
科目ナンバー3D312

授業の概要(ねらい)

この授業では、メンタルヘルス論、精神看護学概論、臨床医学論、精神看護援助論で学んだ理論と方法を統合させて、その内容を実践の場(実習施設)で応用することを目的としています。また、実践の場で学ぶことにより看護に必要な知識、技術、態度を修得します。具体的には、精神障がい者の全体像を理解し、治療的な患者・看護師関係を活用しながら、セルフケアの拡大に向けた援助を展開します。そして、 受け持ち患者への援助や社会復帰施設の見学実習を通して、精神保健看護のあり方や今後の課題について考察します。また、様々な職種との関わりを通して、保健医療チームの一員として、看護学生の立場を踏まえ、看護の役割と責任について考えます。よって、看護学科の4つのディプロマ・ポリシーのうち、人間を総合的に理解し基本的な看護が実践できること、保健・医療・福祉等に関わる人たちとの協働すること、人権を擁護する看護の責任と役割、及び専門職業人としての自己をみつめ自主的かつ持続的な学習を継続する姿勢について学ぶことになります。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は、看護師として臨床において精神看護に携わった経験を活かし、精神看護の実際を説明します。

授業の到達目標

【ディプロマ・ポリシーとの関連:①・②・③・④】 
1.精神障がい者の特徴を述べることができる。
2.臨床判断に基づき、看護を展開する過程を実施することができる。
3.病棟レクリエーションに参加し、精神科リハビリテーションにおける看護の役割について述べることができる。
4.精神障がい者を支える社会資源を見学し、自立に向けた看護援助のあり方を述べることができる。
5.受け持ち患者との関わりを通して、学生自身の自己理解を深めることができる。
6.精神障がい者の人権擁護の意味について学び、倫理的配慮のあり方について述べることができる。
7.精神科における治療的な環境作りと看護師の役割について述べることができる。

授業内容

授業内容担当者
1学内:
大学内の指定された教室・時間に直前オリエンテーション 事前準備について確認等
(要項、記録用紙、承諾書、服装、受け持ち患者情報、事前学習等)
米元富貴代
矢田浩紀
21週目:
施設・病棟オリエンテーション
受け持ち患者紹介、情報収集
米元富貴代
矢田浩紀
3朝の申し送り参加、環境整備、バイタルサイン測定
ベッドサイドケア
作業療法、精神療法、病棟レクリエーション等
看護計画の発表・修正等(病棟指導者からアドバイスを受ける)
記録全体の整理(教員からアドバイスを受ける)
米元富貴代
矢田浩紀
42週目:
(施設)
朝の申し送り参加、環境整備、バイタルサイン測定
ベッドサイドケア
作業療法、精神療法、病棟レクリエーション等
施設見学(隔離室、デイケア、社会復帰施設等)
最終カンファレンス
米元富貴代
矢田浩紀
5(学内)
全記録提出
まとめ、発表、質疑応答:施設ごとに受け持ち患者の看護過程をまとめ発表する。
学生一人ひとりの学びを全員で共有する。
米元富貴代
矢田浩紀

成績評価の方法および基準

実習の最終評価は、学生の自己評価と指導者の評価をもとに、以下の視点で評価を行う(100%)。
1)精神障がい者の全体像を理解し、治療的な患者・看護師関係を活用しながら、セルフケアの拡大に向けた援助を展開する。
2)受け持ち患者への援助や社会復帰施設の見学実習を通して、精神看護のあり方や今後の課題について意見を述べ記述する。
3)カンファレンスと全体発表に積極的に取り組む。
*具体的な評価項目については、ルーブリックを参照すること。
*出席状況:1日の欠席につき2点減点。遅刻・早退が3回あれば1日欠席とする。
*レポートに対し、実習の中で解説等のフィードバックを行うこと。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容およびそれに必要な時間

【事前学修】
・実習開始までに、指定された内容について事前学習を行うこと。
・看護過程はオレムのセルフケア理論を用いて展開するので、講義内容の振り返りを十分に行うこと。
【事後学修】
・実習内容は実習記録へとまとめ、発表を行ったのちに学生同士で討議を行うこと。
【必要時間】
・当該期間に30時間以上の予復習が必要です。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書ナーシンググラフィカ 精神看護学① 情緒発達と看護の基本メディカ出版
教科書ナーシンググラフィカ 精神看護学② 精神障害と看護の実践メディカ出版
教科書オレムのセルフケアモデル事例を用いた看護過程の展開宇佐美しおりヌーヴェルヒロカワ
教科書これからの精神看護学森千鶴ほか編集ピラールプレス
参考書オレム看護論 看護における基本概念医学書院
参考書自己理解・対象理解を深めるプロセスレコード日総研

その他履修上の注意事項

【実習方法等について】
1.大牟田市内の精神医療機関に入院する患者を1名を受け持ち、指導者とともにケアを提供する。
2.実習期間は2週間で、大学が指定したグループメンバーのうち、各病院の病棟に約2~3名ずつ配置する。
3.遅刻、早退、欠席は減点の対象になるので注意すること。
4.原則的に、毎週金曜日は大学で実習記録等に関する指導を受けます。
5.ガイダンスや実習オリエンテーションには、確実に出席すること。
6.実習中、もしくはその前後に生じた不明点は、自己判断せず、指導者と教員に必ず相談すること。
7.この科目とディプロマ・ポリシーとの関連をカリキュラム・マップを参照し、理解すること。