医療基礎総合演習ⅠIntegrated Basic Medical Practice Ⅰ
科目責任者本田城二教員紹介
担当者本田城二教員紹介, 蓮尾金博教員紹介, 橋田昌弘教員紹介, 肥合康弘教員紹介, 川村愼二教員紹介, 徳森謙二教員紹介, 前畑京介教員紹介, 高木昭浩教員紹介, 牧永綾乃教員紹介, 亀澤秀美教員紹介, 信太圭一教員紹介, 中村舞教員紹介, 関川祐矢教員紹介
標準履修年次・単位数・必修選択別4年・前期 (2単位・必修) [診療放射線学科]
科目ナンバー4C402

授業の概要(ねらい)

 これまでの3年間に履修した診療放射線技術学の専門基礎分野、専門分野について、専門職としての基礎から高度な知識や技能までを総合的に整理し、診療放射線技師国家試験に合格するための基本的能力を増大させる。そのために必要な問題解決能力を身につけ、積極的学修意欲を持ち、自らの能力を高められるよう主体的に学修を継続できる力を養う。  

 本医療基礎総合演習は、各科目の関連性を合わせて総合的に復習することにより、科目横断的な知識の定着を目指している。したがって、医療基礎総合演習によって、国家試験の合格を目指すだけでなく、将来臨床現場で働くための基礎固めを行うことが可能となる。さらに、本演習に含まれる全ての講義内容の理解を深めて定着させ、将来人間性豊かな医療人として責任感と協調性を持ち、地域社会に貢献する人物を目指して欲しい。

 医療基礎総合演習は前期(Ⅰ)と後期(Ⅱ)に開講され、医療基礎総合演習Ⅰでは、診療放射線技術学に含まれる各分野の基礎となる知識・技術の復習と整理を行い、LMS上に過去国家試験問題を掲示するので、各科目の演習前後に利用し、問題の解答と解説を行う。

 本科目は、実務経験のある教員による授業である。担当教員は、医師、診療放射線技師として臨床経験があり、その実務経験による知識をもとに解説し、議論等を行う。

授業の到達目標

【ディプロマ・ポリシーとの関連:①・②・③】
1.診療放射線技師に必要な基本的知識・技術について説明できる。
2.診療放射線技師国家試験出題基準分野に対して、理解し説明できる。
3.診療放射線技師に必要なコミュニケーション能力および対人関係能力を実践できる。
4.本学で履修した、知識・技術・患者接遇・コミュニケーションなどで不十分なものを具体的に認識し解決できる。

授業内容

授業内容担当者
第1回基礎医学分野① 解剖学、生理学、病理学、生化学 について蓮尾金博
関川祐矢
第2回基礎医学分野② 公衆衛生学、免疫学等、主要疾患の 症状と検査 について蓮尾金博
関川祐矢
第3回放射化学分野① 放射線を発生する物質の種類と特性、放射性物質の定量法など取扱について関川祐矢
第4回放射化学分野② 放射性同位元素の製造、分離法、標識化合物、トレーサー について関川祐矢
第5回放射線物理学分野① 原子の物理学的基礎、放射線の種類と特性 について徳森謙二
第6回放射線物理学分野② 単位、物質の相互作用、放射性元素、放射平衡、原子核反応 について徳森謙二
第7回放射線生物学分野① 放射線の細胞・臓器・影響のメカニズム、放射線障害の種類と症状について亀澤秀美
第8回放射線生物学分野② 放射線の生物学的作用、体外・体内被ばく、生物の放射線利用 について亀澤秀美
第9回放射線計測学分野① 測定法原理、測定機器の種類と原理 について前畑京介
第10回放射線計測学分野② 計数の統計的処理、線量計の特性、エネルギー測定 について前畑京介
第11回診療画像機器学分野① X線発生装置と受像装置、一般撮影装置・撮影補助器具の原理について本田城二
第12回診療画像機器学分野② CT・MRI・DSA・超音波・眼底撮影等の原理、構成、画像再構成について本田城二
第13回医用工学分野① 放射線機器を構成する回路の基礎としての電気工学・電子工学 について信太圭一
第14回医用工学分野② 電磁気、直流回路、交流回路、半導体素子、電子回路 について信太圭一
第15回画像工学分野① 放射線の撮影画像に対する画像解析法・画像評価法、画質 について牧永綾乃
第16回画像工学分野② アナログ画像・ディジタル画像諸特性、評価 について牧永綾乃
第17回医用画像情報学分野① フィルムの原理と特性、デジタル画像、画像処理、情報処理 について中村舞
第18回医用画像情報学分野② コンピュータの基礎、通信、医療情報ネットワーク について中村舞
第19回X線撮影技術学① X線撮影の基礎、撮影体位、被ばくと防護 について信太圭一
関川祐矢
第20回X線撮影技術学② 一般撮影法、CT撮影法、血管撮影法、画像解剖 について信太圭一
関川祐矢
第21回診療画像検査学分野① CT、MRI検査法、超音波検査法、疾患と検査 について肥合康弘
第22回診療画像検査学分野② 造影剤、関節造影、上部下部消化器撮影 、検査手技と疾患 について肥合康弘
第23回放射線治療技術学分野① 役割と義務、癌治療の基礎、治療機器装置 について川村愼二
第24回放射線治療技術学分野② 吸収線量評価、照射術式、各治療方法 について川村愼二
第25回核医学検査技術学分野① 放射性医薬品の種類、核医学検査装置、薬品取り扱い、核医学検査法 について高木昭浩
第26回核医学検査技術学分野② 適応疾患、核医学検査法、画像処理、所見について高木昭浩
第27回放射線安全管理学分野① 防護の基本、関連法令 について橋田昌弘
第28回放射線安全管理学分野② 放射線管理の目的と方法、被ばく防護 について橋田昌弘
第29回医療安全管理学① リスクマネジメント、医療における健康被害 について本田城二
第30回医療安全管理学② 緊急医療 について本田城二

成績評価の方法および基準

① LMS演習での全演習問題を80%以上獲得すること。

② 定期試験 (100%)
・①を満たした者が定期試験を受ける資格がある。
・国家試験出題基準分野 (200問)で実施

上記より、60%以上を合格とする。
欠席1回につき2点減点、遅刻1回につき1点減点。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容およびそれに必要な時間

 各講義では、過去の国家試験問題解説や重要ポイントの説明がされるため、基礎から応用まで講義内容は聞き漏らさず書き留める。各講義前には、教科書の該当箇所を熟読し、重要箇所やキーワードとなる内容の意味を調べる準備学修を確保すること。講義後は教科書や参考書、レジュメを見て必要事項を記入し理解を深め、次回から国家試験問題に解答できるように定着を図る。当該期間に30時間以上の予復習を確保すること。講義での補足説明や学生からの疑問には講義直後や別時間帯に質問を受ける。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書診療放射線技師国家試験対策全科西谷 源展 他金芳堂
教科書診療放射線技師国家試験問題集技師教育研究会 編共立出版
参考書診療放射線技師 グリーン・ノート 基礎・臨床メジカルビュー社
参考書診療放射線技師 ブルー・イエロー・ノート基礎・臨床メジカルビュー社
参考書最新・診療放射線技師 国家試験問題集(2021年度)医療科学社
参考書2021年版 診療放射線技師国家試験完全対策問題集オーム社

その他履修上の注意事項

・学修時は、解答を覚えるだけで無く、語句の意味や裏付けとなる図、グラフ、計算、事例などを理解し、科目間の関連づけを行い、総合的に学修を行う。また、臨床実習時の体験やレポートなど関連資料を参考にすること。
・自己学修およびグループ学修にて理解を深める。
・オフィスアワー設定時間帯は訪問可能で、それ以外の対応できない場合はアポイントが必要である。
・講義中の入退室、私語は周囲学生への多大な迷惑となるので禁じる。
・科目とディプロマ・ポリシーとの関連について、カリキュラム・マップを参考にして、理解すること。