放射線管理・計測学実習Practice in Radiation control and measurement
科目責任者川村愼二教員紹介
担当者川村愼二教員紹介, 橋田昌弘教員紹介, 徳森謙二教員紹介, 前畑京介教員紹介, 高木昭浩教員紹介, 牧永綾乃教員紹介, 亀澤秀美教員紹介, 信太圭一教員紹介, 中村舞教員紹介, 関川祐矢教員紹介
標準履修年次・単位数・必修選択別3年・前期 (1単位・必修) [診療放射線学科]
科目ナンバー4D308

授業の概要(ねらい)

 放射線の利用は人類の繁栄に大きく寄与する一方、扱い方を誤ると人に害するものとなる危険性があります。放射線の利用を有用なものとするには、放射線や放射性物質に対する正しい知識と正しい扱い方、および放射線計測の測定原理や適応を身に付ける必要があります。特に、患者に対して放射線を利用する診療放射線技師にとって、放射線管理や計測学に関する知識や技術は必須です。放射線管理・計測学実習を通してこれらの実践的な力をつけます。
 本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は、臨床現場における放射線管理の実務経験があります。放射線管理学で学んだ基礎知識を基に、臨床における実務に応用するための実習を行います。
 一部担当教員によっては、LMSを利用して、講義資料配布、予習課題、復習課題、課題レポート提出などを行います。

授業の到達目標

【ディプロマ・ポリシーとの関連:①・②】

・サーベイメーターの種類と特性の違いを説明でき、取扱うことができる。
・放射線検出器の種類や測定原理、その適応範囲を説明できる。
・非密封RIの取り扱いや除染の方法を説明できる。
・放射線計測データの取り扱いについて説明できる。
・放射線スペクトル計測の方法や原理、データの取り扱いについて説明できる。
・モンテカルロ法の原理やシミュレーション計算について説明できる。
・放射性物質の購入手続き・放射性廃棄物処理手続き・放射性発生装置の購入手続きについて説明できる。

授業内容

授業内容担当者
第1回・サーベイメータ(電離箱・シンチレーション・GM)の放射線計測方法
  基本的なサーベイメータの測定方法を理解し、異なる線源を各サーベイメータにて計測する
・方向依存性の測定
  各サーベイメータにおける方向依存性を測定し、方向特性を理解する
川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第2回・サーベイメータ・X線発生装置を用いた半価層の測定および実効エネルギーの測定
・作業放射線マップの測定、漏洩線量測定
川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第3回デジタル式個人線量計と蛍光ガラス線量計の取り扱いとデータ分析川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第4回鉛当量の測定
・鉛当量の測定方法、並びに計測器の取扱いや統計データ処理方法について実習を通して学ぶ
川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第5回・診断参考レベル(DRL)の意義と内容を理解し、医療放射線防護の重要性を認識する。
・入射表面線量(ESD)の測定
  入射表面線量の測定方法、並びに計測器の取扱いを実習を通して学ぶ。
川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第6回GM計数管の時定数測定
・GM計数管のプラトー曲線の測定について
・2線源法による分解時間の測定について
川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第7回光子線スペクトロメトリー
・シングルチャネルとマルチチャネル分析システムについて
・NaI(Tl)シンチレーション検出器、HPGe検出器による光子線スペクトロメトリーについて
川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第8回CdTe検出器を用いたX線発生装置のエネルギースペクトルの計測実験
・CdTe検出器の原理、機器の取り扱い、およびセットアップについて説明を行う。
・データの取得および解析を行う。
 ・実験内容について発表を行い、ディスカッションを行う。
川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第9回非密封RI取り扱い(Mo-Tcジェネレータを用いたTc溶出のコールドラン)実習川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第10回ɤ線の遮蔽シミュレーション計算について
・鉛・鉄・コンクリート・水の実効線量透過率評価
川村愼二
牧永綾乃
前畑京介
関川祐矢
亀澤秀美
信太圭一
高木昭浩
徳森謙二
中村舞
橋田昌弘
第11回荷電粒子の飛程シミュレーション計算について
・物質中の荷電粒子飛程の評価
川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第12回リニアック装置ビームシミュレーション計算について
・リニアック装置モデリング・ビーム特性の評価
川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第13回計算10~12のレポートプレゼンテーションとディスカッション川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第14回実験1のレポートプレゼンテーションとディスカッション川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢
第15回実験8~9のレポートプレゼンテーションとディスカッション川村愼二
橋田昌弘
徳森謙二
前畑京介
高木昭浩
牧永綾乃
亀澤秀美
信太圭一
中村舞
関川祐矢

成績評価の方法および基準

・すべてのテーマの実験・実習に参加し、レポート提出する事が単位認定の最低基準となる。
・提出レポートの内容を 100%とし 60%以上を合格とする。(GP 基準で 1.0 以上が合格となる。)
 
 レポートについては、新たに配布するルーブリックによって評価する。
 レポートに対し、講義の中で解説等のフィードバックを行う。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容およびそれに必要な時間

予習
実習課題資料を事前に配布しておくので、課題内容や実験方法、レポート作成方法などについて調べておくこと。

復習
実験実習では取得したデータを基に課題レポートを作成する。
実習資料や参考書を調べて、「目的」、「方法」、「使用機器」、「結果」、「考察」、「結論」のレポート様式に沿った課題レポートを提出する。

・当該期間に15時間以上の予復習が必要。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書『アイソトープ手帳』日本アイソトープ協会
教科書各回の実習テーマごとに、担当教員が作成した実験書を配布する。
参考書『放射線技術学シリーズ 放射線安全管理学』鈴木昇一,西谷源展著オーム社
参考書『放射線・医療安全管理学』藤淵俊王・杜下淳次編南山堂
参考書『図解診療放射線技術実線ガイド』遠藤 啓吾著文光堂
参考書『放射線概論―第1種放射線試験受験用テキスト』柴田徳思通商産業研究社
参考書『放射線計測学』納冨昭弘著 国際文献社
参考書放射線計測ハンドブック(第4版) オーム社
参考書『放射線計測学(診療放射線技師スリム・ベーシック)』

その他履修上の注意事項

 X線発生装置や表示付認証機器を利用するテーマでは、必ず個人線量計を着用すること。
 この科目とディプロマ・ポリシーとの関連をカリキュラム・マップを参照し、理解すること。
 1回の授業は2コマ続きで実施する。