プレホスピタルケア概論Introduction to Pre-hospital care
科目責任者西園与之教員紹介
担当者西園与之教員紹介, 亀澤秀美教員紹介, 関川祐矢教員紹介, 長又 新教員紹介
標準履修年次・単位数・必修選択別1年・後期 (2単位・選択) [診療放射線学科]
科目ナンバー4A113

授業の概要(ねらい)

 病院前救護における救命率の向上は、発症時、現場に居合わせた市民の行動に左右される。また医療従事者は、病院を訪れる患者が突然容態の悪化に襲われる可能性もあり、診療放射線技師においても突然の急変患者に遭遇することは容易に想像がつく。
 本授業では、突然の生命危機を伴う傷病者に対して、一市民が起こす行動の中で、心肺蘇生をはじめとする救急蘇生法の理論と方法について学修する。また、診療放射線技師が遭遇する現場を想像し、その時の対応を理解する。
 なお、講義はスライドを用い、また、心肺蘇生は実際に実技を行う事もある。学生に問いかけながら、学生の感じたこと、考えを拾い上げながら授業を進める。
 本科目は、実務経験のある教員による授業である。担当教員は、救急救命士として病院前救護に関する経験があり、その実務経験を活かし、各医療資格者が病院前における役割や対応、また、病院内での急変時の対応などについて、意識付けながら説明する。

授業の到達目標

【ディプロマ・ポリシーとの関連:③】
1.病院前救護活動において、一市民の役割を説明できる。
2.一次救命処置の流れを理解し、心肺蘇生の基本及び留意点を説明できる。
3.二次救命処置の流れを理解し、診療放射線技師としての蘇生現場での役割を説明できる。

授業内容

授業内容担当者
第1回ガイダンス(講義の進め方と受講の意義等について)
プレホスピタルとプレホスピタル・ケアについて
西園与之
第2回救急蘇生法について西園与之
第3回救命の連鎖と心停止の予防西園与之
第4回心停止の疫学と心停止調律西園与之
第5回院内蘇生
モニタリングと指標
西園与之
第6回観察総論西園与之
第7回観察各論西園与之
第8回神経所見の観察西園与之
第9回救急蘇生法
成人の心停止予防
西園与之
第10回救急蘇生法
FirstAidsについて
西園与之
第11回救急蘇生法
一次救命処置について
西園与之
第12回救急蘇生法
二次救命処置について
西園与之
第13回心肺蘇生の公的講習等について
普通救命講習・上級救命講習について
ICLS・ACLSについて
到達度確認
西園与之
第14回救急撮影法
四肢ほか
亀澤秀美
長又 新
第15回救急撮影法
頭部・胸部
関川祐矢
長又 新

成績評価の方法および基準

定期試験での評価は行わず、学修成果に重点を置き評価する。
成果確認として、複数回の到達度確認を行う。
1.到達度確認の平均で60%以上が合格とする。
2.到達度確認に対して、講義の中で解説等のフィードバックを行う。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容およびそれに必要な時間

当該期間に30時間以上の予習、復習が必要。
事前学修(予習)総務省消防庁のe-カレッジを参照し、講義内容に関する基礎的知識を予習しておく。また事前に配付する資料は、しっかり読んで講義に臨む。
事後学修(復習)講義後は資料等を利用して復習を行う。講義内容で解らなかった箇所は、ノート、配付資料や参考図書を活用して解決に努める。
解決できなかったものについては、質問等を積極的に行い、次回講義までに解決しておく。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書の指定はしないが
必要となる資料は配付する。
参考書救急蘇生法の指針2015へるす出版
参考書写真と動画でわかる一次救命処置学研
参考書写真と動画でわかる二次救命処置学研
参考書JPTECガイドブックへるす出版
参考書標準多数傷病者対応MCLSテキストパーソン書房

その他履修上の注意事項

単純に記憶するのではなく、確実に理解し実践につなげることを目標とする。
正当な理由のない欠席や遅刻への対応は、次のとおりとする。
 欠席:5回以上の欠席は単位認定を認めない。
医療従事者という意識をもって受講すること。