保健学研究方法論Research Methodology of Health Sciences
科目責任者川村愼二教員紹介
担当者川村愼二教員紹介, 肥合康弘教員紹介, 橋田昌弘教員紹介, 高木昭浩教員紹介
標準履修年次・単位数・必修選択別1年・前期 (2単位・必修) [保健学研究科 診療放射線科学専攻 博士前期課程(修士課程)]
科目ナンバー8H502

授業の概要(ねらい)

生命科学領域における研究を行うため、医療・研究倫理に関する問題への対応や研究計画の立案から発表に至るまでの、文献検索、実験方法、結果の解析、結論について実践的に学ぶ。これらを通して、学会発表および論文執筆のための基礎知識について教授する。

授業の到達目標

【ディプロマ・ポリシーとの関連:②③】
授業科目の到達目標は、ここで修得した基礎知識を、実際の学会発表や論文執筆で活用できることである。
新規・独創性、有用性、信頼性が担保されている研究を行うために必要な文献調査、実験計画、機器操作、データ解析、統計処理、図表作成、推論、考察等などを、提案、実験を通してできるようになる。また、研究は、公表することで完結するので、必ず研究発表、論文作成として公表するまでの一連の過程を通して、研究の基本的プロセス・手法を学び活用できる。

授業内容

授業内容担当者
第1回研究方法論概論
臨床現場においては、次々と新しい画像診断機器や撮像法が開発され、診療放射線技師は、それを臨床で活かしていくために、常に評価と最適化を行う必要がある。そのための、基本的な考え方などを教授する。
肥合康弘
第2回実験研究方法論
新しい画像診断機器や撮像法を臨床で活かしていくための評価に必要な、主にMR検査でファントムを用いた画質評価を中心とした画像評価法などを教授する。
肥合康弘
第3回事例研究方法論~臨床での課題を研究に結び付けるために~
新しい画像診断機器や撮像法を臨床で活かしていくための評価に必要な、主にMR検査での画質評価を目的としたファントムを用いた画像評価法などを教授する。
肥合康弘
第4回事例研究方法論
新しい画像診断機器や撮像法を臨床で活かしていくための評価に必要な、MR検査を中心とした評価と論文作成方法などを教授する。
肥合康弘
第5回臨床研究と研究倫理1:責任ある研究行為
川村愼二
第6回臨床研究と研究倫理2:人を対象とする医学系研究に関する倫理指針川村愼二
第7回質的研究方法論:質的研究の流れ、質的研究の分析手法、質的研究の注意点川村愼二
第8回英語論文の作成:投稿規程の解説、論文審査・編集作業について、英語論文作成における誤り事例
川村愼二
第9回文献検索方法1~研究の情報収集として~
研究テーマに対して必要な情報収集として、文献の検索方法を教授する。
高木昭浩
第10回文献検索方法2~研究の情報収集として~
検索した文献から研究テーマに対する、課題や研究デザインと研究方法を導き出すことを教授する。
高木昭浩
第11回調査研究方法論~アンケート調査の実施方法~
研究テーマに対するデータの収集に関して、アンケート調査をもとに方法論を教授する。
高木昭浩
第12回放射線技術学研究のため統計学
研究テーマに対する研究結果のまとめに関する基本事項として統計学を教授する。
研究テーマに対する研究結果の論文作成について教授する。
高木昭浩
第13回医療倫理①:
生命倫理、医の倫理、パターナリズム、バイオエシックス、インフォームドコンセント等を学び、医療倫理を理解する。
橋田昌弘
第14回医療倫理②:
守秘義務、個人情報保護、匿名化、プライバシー保護、医療法(施行規則)等の関係法令での倫理規定等を学び、医療倫理を理解する。
橋田昌弘
第15回研究倫理:
日本放射線技術学会の「倫理規定の適切な取り扱いのためのガイドライン」を題材にして、具体的な事案を検討し、被験者の保護の原則等に関する研究倫理の理解を深める。
橋田昌弘

成績評価の方法および基準

担当教員の講義毎にレポートを提出する。評価は、レポート(肥合25%、川村25%、高木25%、橋田25%)にて行い、60%以上を合格とする。レポートはルーブリック評価表にしたがって評価を行う。また、答案返却と解説を授業内に実施する。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容およびそれに必要な時間

【事前学修】次回講義のシラバスを確認し、キーワードや分からない用語を調べておくこと。
【事後学修】講義内容で理解できないことは、教員に質問するなどして解決すること。
当該期間に30時間以上の予復習が必要。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書適宜資料を配付する。
参考書核医学技術総論日本核医学技術学会:編山代印刷株式会社 出版部
参考書MRIの評価と解析宮地利明オーム社
参考書英文校正会社が教える 英語論文のミス100エディテージ 著  熊沢美穂子 訳
紀伊国屋書店

その他履修上の注意事項

この科目とディプロマ・ポリシーとの関連をカリキュラム・マップを参照し、理解すること。