医療安全管理学Medical Quality and Safety Management
科目責任者橋田昌弘教員紹介
担当者橋田昌弘教員紹介, 本田城二教員紹介, 肥合康弘教員紹介, 川村愼二教員紹介, 高木昭浩教員紹介
標準履修年次・単位数・必修選択別4年・前期 (1単位・必修) [診療放射線学科]
科目ナンバー4D402

授業の概要(ねらい)

 チーム医療の一員である診療放射線技師の業務範囲を理解して、医療事故および院内感染の予防など医療安全に配慮した質の高い医療を提供するための知識と技術について学ぶ。具体的には、医療安全の基本的な考え方と現状、放射線診療部門での医療安全の特徴、院内感染の予防と対策、造影剤等の安全管理、放射線安全管理などについて学修する。造影剤については、投与に伴うリスクを理解し、アナフィラキシーなど重篤な副作用への対処方法を理解する。また、造影剤投与等に係る放射線業務を安全に遂行するための知識と技術について学ぶ。一般撮影、CT、MRI、IVR、核医学、放射線治療等の各部門における危険性を理解し安全な診療を行う方策を理解する。
 将来診療放射線技師として臨床の現場で活躍するために、これらの知識と技術の修得は必須であり、しっかりと身につけてもらいたい。
 本科目は、実務経験のある教員による授業である。担当教員は、診療放射線技師として長く臨床に携わった経験を活かし、医療安全管理について解説する。

授業の到達目標

【ディプロマ・ポリシーとの関連:①・②・③】

医用放射線分野の高度な専門的知識として、以下のことを学ぶ。
1.医療安全の基本的な考え方と現状、医療事故防止の概要を説明できる
2.インフォームドコンセントの概要と衛生管理と感染防止について説明できる
3.造影剤の薬理作用と副作用について説明できる
4.一般撮影系、CTにおける危険性と安全管理について説明できる
5.非血管系造影検査における危険性と安全管理について説明できる
6.MRIにおける危険性と安全管理について説明できる
7.血管系造影検査とIVRにおける危険性と安全管理について説明できる
8.核医学検査における危険性と安全管理について説明できる
9.放射線治療における危険性と安全管理について説明できる

授業内容

授業内容担当者
第1回医療安全概論、放射線診療部門での医療安全橋田昌弘
第2回医療事故防止とヒヤリ・ハット、患者の権利とインフォームドコンセント橋田昌弘
第3回公衆衛生と衛生管理、造影剤の薬理作用と副反応、抜針・止血・肛門カテーテル橋田昌弘
第4回モダリティ別医療安全①:一般撮影系、CT本田城二
第5回モダリティ別医療安全②:非血管系造影検査本田城二
第6回モダリティ別医療安全③:MRI肥合康弘
第7回モダリティ別医療安全④血管系造影検査とIVR肥合康弘
第8回モダリティ別医療安全⑤:核医学検査高木昭浩
第9回モダリティ別医療安全⑥:放射線治療川村愼二

成績評価の方法および基準

 定期試験により成績を評価する。
・定期試験     (100%)
 上記の60%以上を合格とする。
 正当な理由のない欠席・遅刻は減点の対象となる。(欠席2点、遅刻1点)

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容およびそれに必要な時間

【事前学修】 授業に際しては、毎回予め指定された範囲を予習して内容を理解するとともに、予習プリントの提出を求める場合には要点を記載して提出すること。
【事後学習】 理解度を確認するため、毎回小テストを行うが、小テストの問題は復習の教材として持ち帰らせるので、当日の授業および小テストの未回答・不正解を確認し復習すること。
【必要時間】 当該期間内に16時間以上の予復習が必要。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書新医用放射線科学講座 医療安全管理学石田隆行ほか医歯薬出版
参考書診療放射線技師のための医療安全管理学
医療安全管理学(放射線技術学シリーズ)
成田浩人
日本放射線技術学会 監修
ピラールプレス
オーム社

その他履修上の注意事項

・科目とディプロマ・ポリシーとの関連について、カリキュラム・マップを参考にして、理解すること。
・科目の授業は、全9回行う。