担当者 | 澤田 晋 | |
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単位・開講先 | 選択 1単位 [初等教育学科 初等教育コース] | |
科目ナンバリング | SNE-207 |
特別支援教育は幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握して、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するために、適切な教育や指導を通じて必要な支援を行うものである。視覚障害教育では、視覚障害に起因する様々な困難を軽減・克服して幼児・児童・生徒の能力を最大限伸長させることが大切となる。視覚障害は見えない、見えにくいという障害であるので、視覚障害について基本的理解を深め、視覚障害の特性を配慮した指導が必要である。点字指導、弱視の視知覚指導、触観察等の指導、歩行指導、乳幼児指導、重複障害児指導、理療科職業教育指導等々多岐にわたる視覚障害教育の専門性ある指導について理解が必要である。
授業では視覚障害の特性や視覚障害幼児児童生徒の指導、点字・歩行・触察等の実習について学び、視覚障害教育についての基本的な理解を深めるようにする。
視覚障害教育指導法の理論や実際について学び、理解を深め、視覚障害幼児児童生徒の教育的ニーズに応じた適切な指導及び支援に必要な能力を高める。
授業への参加度(授業・体験等のコメントシート他)(20%) レポート又は試験(80%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『新訂版 視覚障害教育入門 Q&A』 2018年9月20日初版 | 全国盲学校長会編著 | ジアース教育新社 |
参考文献 | 『視覚障害教育に携わる方のために』 2016年9月第五訂版 | 香川邦生編著 | 慶應義塾大学出版会 |
参考文献 | 『視覚障害教育入門』 2015年3月7日改訂版 | 青柳まゆみ・鳥山由子編著 | ジアース教育新社 |
参考文献 | 『THE点字習得テキスト』 2006年9月15日初版 | 米谷忠男著・黒崎恵津子点字協力 | ジアース教育新社 |
視覚障害教育について理解を深めるためには、事前に参考文献を読んでおき、わからない点など調べておくことが大切である。視覚障害教育の基本的な事項が書かれているので、事前に読んでおくようにすること。
視覚障害幼児児童生徒の学習や活動を学び、点字の読み書きや歩行等の体験学習を行うので、理解のために準備学習を行うようにすること。
特別支援教育に関心を持ち、一人一人の障害の特性に応じた教育の実践を目指す意欲と情熱を持った学生の受講を期待する。
欠席や遅刻をしないように心がけ、積極的に授業に参加してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 特別支援教育と視覚障害教育 視覚障害の特性と視覚障害教育 |
第2回 | 視覚障害幼児児童生徒の理解 触察体験学習 |
第3回 | 視覚障害の病理・保健 視覚障害教育の歴史 |
第4回 | 視覚障害教育の教育課程 教科の指導 自立活動等の指導 視覚障害教育の機器 |
第5回 | 視覚障害幼児児童生徒の指導① 言語理解 概念形成 触覚の特性 触観察の配慮点・体験 |
第6回 | 視覚障害幼児児童生徒の指導② 重複障害教育 乳幼児の教育 |
第7回 | 点字の学習① 点字の成り立ちと歴史 点字の構成 50音と単語の読み |
第8回 | 点字の学習② 点字の読みと書き 手紙文を書く |
第9回 | 弱視児童生徒の指導と配慮点 弱視用用具・機器 |
第10回 | 歩行指導の内容と配慮点 歩行指導の実際・体験 |
第11回 | 中途視覚障害者への支援 視覚障害者スポーツと体育(運動)の指導 |
第12回 | 視覚障害者の職業教育と自立 |
第13回 | 視覚障害児童生徒の自立のための進路指導 |
第14回 | 視覚障害教育とインクルーシブ教育システム 交流及び共同学習 盲学校(視覚特別支援学校)のセンター的機能 |
第15回 | 視覚障害教育まとめ・ディスカッション |