東洋史籍講読4B-Ⅰ
担当者澁谷 由里教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングHAA-217

授業の概要(ねらい)

「中国と台湾の近現代史の基礎をまなぶ(1)」
 東山彰良の『流』(りゅう)をてがかりに、中国・台湾双方の近現代史を理解するうえで不可欠な、国際関係・国内政治・風俗・地理などについての基礎知識をまなびます。

授業の到達目標

1、中華民国時代から戦後にかけての中国大陸と台湾、双方の歴史を理解できるようになる。
2、歴史だけではなく風俗・言語・地理・教育などについてもまなび、中国と台湾を総合的に理解するための基礎を体得する。

成績評価の方法および基準

指定箇所についての口頭報告、および自主的研究に基づく報告(あわせて60%)
、最終レポート(ほかの履修者からまなんだこと、および秋期の研究計画について)(40%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『流』東山彰良講談社文庫
参考文献授業中に随時紹介する。

準備学修の内容

指定箇所については各種辞典・事典で読み方や意味、概略を調べ、ノートにまとめて、授業で口頭報告ができるように準備してください。
自主的研究は、指定箇所からの発展課題を自分で設定するか、もしくは従来の自分の関心事に基づいて課題を設定して、口頭報告の準備をしてください。

その他履修上の注意事項

自分の担当は、責任をもってまっとうしてください。理由なく5回以上休んだり、報告をしなかったりレポートを提出しなかった場合は、単位を認定できません。ほかの履修者の報告もきちんと聞き、コメントペーパーや口頭で、建設的な質問や意見を出し、報告者の回答や教員の補足説明からもよくまなんで、秋期以降の学習につなげてください。

授業内容

授業内容
第1回教員と履修者各自の自己紹介およびガイダンス、分担決め
第2回『流』の歴史的背景(教員による講義1)
第3回口頭報告の方法とレジュメ作成法(教員による講義2)
第4回工具書の使い方(MELICでの実習)
第5回口頭報告の準備
第6回指定箇所についての学生の口頭報告1(4年生)
第7回指定箇所についての学生の口頭報告2(2,3年生)
第8回指定箇所についての学生の口頭報告3(2年生)
第9回指定箇所についての学生の口頭報告4(2年生)
第10回自主的研究に基づく学生の口頭報告1(4年生)
第11回自主的研究に基づく学生の口頭報告2(2,3年生)
第12回自主的研究に基づく学生の口頭報告3(2年生)
第13回自主的研究に基づく学生の口頭報告4(2年生)
第14回報告予備日、最終レポートの提出日
第15回最終レポート返却と各自のふりかえり、秋期に向けての目標設定