基礎中国語Ⅷ
担当者劔重 依子教員紹介
単位・開講先必修  1単位 [外国語学科 仏・独・西・中・韓語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングCHI-108

授業の概要(ねらい)

 後期は引き続き、中国語の基礎文法を学びます。「語順」の重要性を理解しながら語彙を増やし、文章の構成を理解した上で自らの力での文章作りに取り組みます。徹底的な反復応用練習に重点を置き、スキルアップを目指す授業です。この授業は、「中国語会話Ⅱ・Ⅳ」の授業と連動して、学んだ文法を会話に連動させ、[聞く][話す][読む][書く]という総合能力を身に付けていきます。

授業の到達目標

 後期に、中国語の基礎文法をトータルにマスターし、各重要な文法事項を理解できるように工夫した授業を行います。文章を作りながら文法上の自分の弱点の克服に取り組み、反復練習を通して中国語の文法基礎能力を高めていきます。
中国語検定試験4級とHSK検定試験2級レベルの文法事項と単語をクリアすることを目指します。

成績評価の方法および基準

①積極的な中国語での発言や授業参加態度(10%)
②毎回の小テスト(20%)
③中間テストと期末テスト(30%+40%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『中国語(初級) 標準テキスト』孫路易郁文堂
参考文献しっかり学ぶ『中国語』文法と練習問題紹文周
ベル出版

準備学修の内容

 授業に出る前に必ず予習・復習して下さい。語学習得は練習を繰り返し行うことが肝心で、単語やフレーズは声に出して練習してきて下さい。また、テキストに備えられたCDを繰り返し聴くように心掛けましょう。一課を終えた後、その課の練習と宿題を必ずやって下さい。単語やフレーズ及び短文を丸暗記するのではなく、頭の中で語順の並びを考えながら、文法の基礎を理解した上で覚えることが効果的な学習法です。

その他履修上の注意事項

 語学学習は自分が興味を持ち、楽しみながら勉強する姿勢が大切でそれが上達への早道です。また、授業中には教材にはなくても、よく使われる重要表現やフレーズなどは必ずノートを取るなど、積極的に授業に取り組む姿勢も大切です。恥ずかしがらずに堂々と発言して、積極的に友達を作ることも大学での勉強の一環として心に刻みましょう。
辞書を持参することを要求します。2,500円~3,000円のコンパクト『中日・日中辞書』がお勧めです。
※授業の進み具合によって、下記各回の内容を変更するもあります。

授業内容

授業内容
第1回復習
第2回能動助詞;過去の経験「过」
第3回前置詞の用法とまとめ;気助詞
第4回動量詞と動詞の重ね型;連動文
第5回「是…的」の構文;能願動詞
第6回方向補語の用法;未来形の用法
第7回結果補語の用法
第8回復習と中間テスト
第9回「把」の構文
第10回比較用法と存現文用法
第11回程度補語と可能補語
第12回動詞の持続態
第13回受け身(受動文)の用法
第14回使役動詞と兼語式の用法
第15回復習と期末テスト