金融論Ⅰ
担当者露口 洋介教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングMOF-201

授業の概要(ねらい)

 卒業後の仕事や生活において、役立つ金融の知識を講義する。本講義では金融機関論と金融市場論を中心に、金融機関の機能や金融市場、金融商品の概要について解説する。日本銀行における勤務経験を活かして、実務的な側面を重視し、討論を活用しながら、わかりやすく説明する。

授業の到達目標

 社会人になったときに役立つ社会生活に不可欠な金融の知識を習得する。具体的には銀行、証券会社、保険会社など金融機関の仕事の内容、金融市場で取引される株や債券など金融商品の概要について理解し、説明できるようになることを目標とする。

成績評価の方法および基準

 定期試験(80%)を中心とするが、その他小テストや授業への参加状況などを加味する(20%)。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

次回の講義資料をLMSに掲載するので、その内容をノートに取りまとめておくこと。また次回講義までに前回の復習を行っておくこと。

その他履修上の注意事項

 金融論Ⅰ、同Ⅱの両者を継続して履修することが望ましい。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス 
 本講義の目的、講義の進め方等について説明する。
第2回お金の機能 
 現金、預金の機能について説明する。
第3回お金の機能
 お金の決済機能について説明する。
第4回金融システム概論
 金融取引について説明する。
第5回金融システム概論
 金融市場の概観について説明する。
第6回金融システムの概観 
 日本の資金循環について説明する。
第7回金融機関(預金取扱機関)
 普通銀行について説明する。
第8回金融機関(預金取扱機関)
 信託銀行について説明する。
第9回金融機関(預金取扱機関) 
 預金取扱金融機関の金融仲介機能について説明する。
第10回銀行と信用創造 
 銀行が貸出を行い、預金を創出するメカニズムを説明する。
第11回金融機関(証券会社) 
 証券会社の機能について説明する。
第12回金融機関(保険会社)
 生命保険会社、損害保険会社の機能について説明する。
第13回金利の基礎理論
 複利計算、収益率など金利の基礎理論について説明する。
第14回債券価格、株価
 割引現在価値など債券価格と株価の理論について説明する。
第15回 まとめと試験
 講義の全体を取りまとめ、試験を行う。