担当者 | 鈴木 拓教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | ECP-104 |
本講義では、主に1980年代から現在に至るまでの日本と国際社会との相互関連を切り口として、国際経済を様々な局面から論じてゆきます。具体的には、日本への直接投資・農業・為替レートなどのトピックを中心に、ここ20~30年の日本経済を振り返り、実際に起こった様々な経済現象の裏に国際経済の動きがあったことを解説します。
現代の日本経済は世界経済の一部分として組み込まれており、もはや日本で起こる経済現象を国内の要因だけで説明しきることは不可能です。このことを理解した上で、国際経済の動きが日本に与える影響を予測する力を養って下さい。
本講座では、以下2点の達成を目標とします。
1.広く国際経済に関する問題の大まかな内容を把握し、説明できるようにすること。
2.上記について、それが日本にとってどのような影響をもたらすのか自力で判断できるようにすること。
授業期間中に行うテスト(100%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『国際環境の変化と日本経済』(2009年) | 伊藤元重 編著 | 慶応義塾出版会 |
参考文献 |
少々難しいかもしれませんが、教科書を事前に読んで疑問点を箇条書きにしておくことを推奨します。また授業終了後翌週までに、下記の通り授業中の板書を基に自分自身の力でノートを編集して下さい。
国際経済入門Ⅰの単位取得は前提としませんが、それと同等の基礎知識がなければかなり厳しく感じることになると思います。
なお、授業の妨げにならないよう、授業中は静粛にしてください。このルールが守れない場合には、その場で本講義の不合格を言い渡すこともあります。
また、板書はあくまでも皆さんのノート作成の取っ掛かりにすぎません。大学での勉強は、授業が終わってから授業中に書き留めたことや調べたことを基に自分でノートをまとめるのが本番です。知っている情報は省く等して板書の内容を取捨選択し、更にわからなかったところは自分で調べて付け足すなどの工夫を心がけてください。(板書が多いのは手を動かして学習効果を上げるという目的の他、受講生の皆さんの聞き漏らしを防ぐためと、ノートのまとめ方がわからない人でも板書を丸写しするだけである程度ノートが完成するよう配慮しているためでもあります。)
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業案内・イントロダクション-日本と国際経済 |
第2回 | 輸入競争と国内産業 |
第3回 | 対日直接投資①:対日投資政策の変遷 |
第4回 | 対日直接投資②:外国企業の対日直接投資とその成果 |
第5回 | 日本の通商政策 |
第6回 | 食料・農業問題①:日本農業の変化 |
第7回 | 食料・農業問題②:バブル・デフレ期の農業問題 |
第8回 | 通貨政策 |
第9回 | アジア通貨危機と日本の金融機関 |
第10回 | 為替レートと国際収支 |
第11回 | 高齢化社会と貯蓄率及び国際収支 |
第12回 | 為替相場と内外価格差 |
第13回 | 外国人労働者問題 |
第14回 | グローバリゼーションと雇用問題 |
第15回 | 総括及び試験 |