経済史概論Ⅳ(Modern Economic HistoryⅣ)
担当者野澤 丈二教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングECH-104

授業の概要(ねらい)

 TAEP(帝京アジア交流プログラム)留学生向けの科目で、原則として英語を使用言語とします。
 この授業では、主に14世紀から20世紀までを対象として、国と国・地域と地域などの相互の繋がりや影響に主 眼を置い て、経済史をより国際的な視点から学びます。その際、必ずしも西ヨーロッパを中心とした国民国家体制を 前提とはせず、 家族・地域・都市・企業あるいは信仰の異なる集団間での経済活動を視野に入れ、よりグローバ ルな視点から、ヒト・モノ・ カネ・情報の移動を考えていきます。 経済的に一体化した今日の世界をよりよく理解するうえ でも、またこれからの地域社会・国際社会・グローバルな社会を 見通すうえでも、そのための手がかりとなる歴 史的な知識を身に付けます。

授業の到達目標

 ① 経済史とはなにかを説明できる。
 ② 経済的に不均衡な世界の成り立ちを、その歴史的背景から説明できる。
 ③ 過去や歴史を知ることで、現在生きている状況を相対化し、複眼的な思考を養う。

成績評価の方法および基準

 平常点:出席、授業への積極的な参加、授業内課題(30%);期末試験(70%)
 課題や試験の内容については、授業の様子を見たうえで判断します。

準備学修の内容

 授業で指定する予習資料を事前に必ず読んでくること。
 現在、「グローバル」な視点から書かれた歴史書が、一般向けにも多く刊行されています。書店に立ち寄る機会があれ ば、ぜひ関連書棚を眺めてみてください。もちろんネット上で閲覧できる書評なども活用してください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回歴史学とはなにか、経済史とはなにか?
第3回授業内課題①
第4回暴力の役割①
第5回暴力の役割②
第6回暴力の役割③
第7回授業内課題②
第8回制度と慣行①
第9回制度と慣行②
第10回制度と慣行③
第11回授業内課題③
第12回工業化のプロセス①
第13回工業化のプロセス②
第14回工業化のプロセス③
第15回まとめ