担当者 | 野口 剛教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [資格科目] | |
科目ナンバリング | ESS-303 |
この授業は、4年次の教育実習における中学校社会科および高等学校地理歴史科の授業の準備作業となるものです。社会科・地理歴史科の授業がどういった条件の下で成り立っているのかを理解して授業指導案と授業資料を作成し、順番に模擬授業を行っていきます。前期では特に日本史Bの前近代に相当する部分の学習指導要領の範囲を対象として、詳細に分析していきます。社会科・地理歴史科教育法Ⅱを受講するための前提となるものです。
①高校学習指導要領において日本史Bの前近代の部分がどのような構成になっているかを把握すること。
②地理歴史科の授業をつくる際の基本的な考え方を身につけること。
授業に3分の2以上出席することが評価を受けるための前提条件です。そのため、毎時間、予習してきた部分の用紙を提出していきます。
その上で、評価はおおよそ模擬授業が20%、試験が80%の割合で判定します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『中学校学習指導要領解説 社会編』 | 文部科学省 | 日本文教出版 |
教科書 | 『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』 | 文部科学省 | 教育出版 |
教科書 | 新課程対応『詳説日本史B』 | 山川出版社 | |
参考文献 |
模擬授業の担当になっている者は、授業指導案と授業資料を出席者全員に配布できるように準備する必要があります。
また、その時間に担当となっていないときも、指示された日本史教科書の部分を予習して、毎回提出ことが必要となります。
いつも自分が教育実習の教壇に立っているという気持ちで授業に参加しなければなりません。
第1回、第2回は発表の順番を決めるので必ず出席して下さい。万一、出席できない場合は事前に私まで連絡して下さい。なお、「授業の計画」の項目は、今後、多少変わる可能性があります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 心構え、分担の割り振り、今後の授業の必要事項について解説します。 |
第2回 | 学習指導要領の読み方と授業指導案の作り方について説明します。 |
第3回 | 「歴史と資料」の項目について考える。 |
第4回 | 「日本文化の黎明と古代国家の形成」(1) 特に旧石器文化、縄文文化、古墳文化についての授業を考える。 |
第5回 | 「日本文化の黎明と古代国家の形成」(2) 特に推古朝、壬申の乱、平城京についての授業について考える。 |
第6回 | 「古代国家の推移と社会の変化」(1) 特に平安京、摂関政治、荘園制についての授業を考える。 |
第7回 | 「古代国家の推移と社会の変化」(2) 武士の台頭、院政の性格、東アジアの中の平氏政権についての授業を考える。 |
第8回 | 「歴史の解釈」の項目について考える。 |
第9回 | 「中世国家の形成」(1) 鎌倉政権の性格、モンゴル襲来、鎌倉期の仏教のついての授業を考える。 |
第10回 | 「中世社会の展開」(2) 南北朝の動乱、14世紀の東アジア世界、一揆の時代についての授業を考える。 |
第11回 | 「歴史の説明」の項目について考える。 |
第12回 | 「近世国家の形成」(1) ヨーロッパ世界の拡大、織豊政権の出現、徳川政権の成立についての授業を考える。 |
第13回 | 「近世国家の形成」(2) 元禄期の政治、近世の儒学、享保期の政治についての授業を考える。 |
第14回 | 「産業経済の発展と幕藩体制の変容」 諸産業の発達、町人文化の形成、欧米諸国の接近についての授業を考える。 |
第15回 | まとめと試験 |