授業の概要（ねらい）

本講義では、矯正・保護の現状を把握し、両者の連携の在り方を模索する。矯正の領域では、主に少年院や刑務所における施設内処遇の実態と課題について取り上げる。保護の領域では、とりわけ矯正施設から出所ないし出院した後の社会復帰について、地域との関わり方を中心に考える。
授業全体を通じて、矯正・保護の問題と向き合い、「更生とは何か」について主体的に考える力を養う。
授業では、ほぼ毎回映像資料を用い、それに関するレポートやミニテストを課す。

授業の到達目標

①矯正・保護の現状を把握し、今後の課題について自分の言葉で説明することができる。
②矯正・保護に関する専門的な知識をもとに、犯罪者処遇について客観的かつ主体的に考えることができる。

成績評価の方法および基準

レポートとミニテストにより評価します。レポートとミニテストは、ほぼ毎回の授業で課します。評価配分の目安は、レポート及びミニテスト90％、授業への貢献度10％です。授業への貢献度は、レポートの提出状況や授業態度等によって総合的に判断します。

教科書・参考文献

準備学修の内容

授業にしっかりと取り組むことが第一です。その上で、関心のあるテーマについて、自分で調べてみましょう。勉強すればするほど、疑問がわいてきます。疑問点が出てきたら、テキストや参考書等を読んで、まずは自分で考えてみましょう。図書館を大いに活用してください。また、日頃から新聞やニュース等に触れておくと良いでしょう。自分で調べてもわからない場合は、友人と議論したり、教員に質問したりすると良いでしょう。

その他履修上の注意事項

①秋期の「刑事政策」も履修することが望ましいです。
②授業に真摯に取り組み、自分なりに考える力を身につけましょう。文章を書くことを恐れず、レポートでは自由に自分の考えを表現してください。

授業内容