心理学演習B
担当者堀田 結孝教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [心理学科 2017年度以前]
科目ナンバリングSEM-304

授業の概要(ねらい)

心理学演習Aに引き続き、人間の社会性に関する実証的研究に関する文献を読み,発表を行う。
社会心理学にとどまらず,行動経済学,神経経済学,文化進化論などにも対象を広げ,人間の社会性の背後にある心理メカニズム(利他性や共感など)とその結果生まれる社会現象について理解を深める。
心理学演習Bでも、レジュメ及びパワーポイントを用いて文献内容の発表を行うとともに、受講生の間で議論を行う。

授業の到達目標

• 社会心理学及び関連領域における近年の実験研究について学び,他者に説明することができる。
• 文献の要点をまとめて他者に伝える方法を身につけることができる。
• 関連する文献を探すなど,自発的に情報を調べることができる。

成績評価の方法および基準

以下の点を基に,総合的に評価する。
• 発表資料の内容(内容に誤りがないか,他の受講生にもわかるようにまとまっているか,教員からの質問に答えられているかなど)(70%)
• 議論に参加しているか(30%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献文化進化論:ダーウィン進化論は文化を説明できるかアレックス・メスーディ(野中香方子 訳)NTT出版
参考文献モラルの起源――実験社会科学からの問い亀田達也岩波書店
参考文献社会のなかの共存安西祐一郎 他(編集)岩波書店
参考文献つながり:社会的ネットワークの驚くべき力ニコラス・A・クリスタキス,ジェイムズ・H・ファウラー(鬼澤忍 訳)講談社

準備学修の内容

この演習で扱う予定の文献については、発表の担当にかかわらず全員事前に読んでおくこと。
発表の資料は他の受講生にもわかりやすいように準備をしておくこと。

その他履修上の注意事項

発表は個人及び他の受講生とグループを作って行う。グループで発表するに際しては、他の受講生との協調性が必要になる。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:演習で扱う文献についての説明、グループづくり
第2回文献の読み方や調べ方について学ぶ
第3回研究の背景について学ぶ
第4回学生たちの発表
第5回学生たちの発表
第6回学生たちの発表
第7回学生たちの発表
第8回ここまでのまとめ、次回以降の文献の選定
第9回学生たちの発表
第10回学生たちの発表
第11回学生たちの発表
第12回学生たちの発表
第13回学生たちの発表
第14回学生たちの発表
第15回まとめ