担当者 | 堀田 結孝教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [心理学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | SEM-303 |
人間行動に関する実証的研究は社会心理学では古くから当然のように行われてきたが、近年では経済学などの他の社会科学分野においても活発に行われている。この演習では、社会心理学や行動経済学における人間の意思決定や社会性(利他性や共感など)に関する実証的研究についての文献を読む。
授業期間の前半ではテキストを読みながら基礎知識を学ぶ。後半ではテキストで紹介された事例に関する他の文献を探し,より深く調べる。
レジュメ及びパワーポイントを用いて内容の発表を行うとともに、受講生の間で議論を行う。
• 社会心理学や行動経済学など,人間の社会行動を検討する研究分野の意義を理解し,代表的な知見について他者に説明することができる。
• 文献の要点をまとめて他者に伝える方法を身につけることができる。
• 関連する文献を探すなど、自発的に情報を調べることができる。
以下の点を基に,総合的に評価する。
• 発表資料の内容(内容に誤りがないか、他の受講生にもわかるようにまとまっているか、教員からの質問に答えられているかなど)(70%)
• 議論に参加しているか(30%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 「エッセンシャル版」行動経済学 | ミシェル・バデリー(土方奈美 訳) | 早川書房 |
参考文献 | 行動経済学入門 | 筒井義郎・佐々木俊一郎・山根承子・Greg Mardyla | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 行動経済学の逆襲 | リチャード・セイラー(遠藤真美 訳) | 早川書房 |
参考文献 | ファスト&スロー(上・下) あなたの意思はどのように決まるか? | ダニエル・カーネマン(村井章子 訳) | 早川書房 |
参考文献 | 実験が切り開く21世紀の社会科学 | 西條辰義・清水和巳 | 勁草書房 |
テキストについては発表の担当にかかわらず全員事前に読んでおくこと。
発表の資料は他の受講生にもわかりやすいように準備をしておくこと。
発表は他の受講生とグループを作って行う。グループで発表するに際しては、他の受講生との協調性が必要になる。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:演習で使う文献の説明 |
第2回 | 文献の調べ方,発表のしかたについて学ぶ |
第3回 | 学生たちの発表 テキスト「第1章 経済学と行動」,「第2章 モチベーションとインセンティブ」 |
第4回 | 学生たちの発表 テキスト「第3章 社会生活」,「第4章 速い思考」 |
第5回 | 学生たちの発表 テキスト「第5章 リスク下の選択」,「第6章 時間のバイアス」 |
第6回 | 学生たちの発表 テキスト「第7章 性格、気分、感情」,「第8章 マクロ経済における行動」 |
第7回 | 学生たちの発表 テキスト「第9章 経済行動と公共政策」 ここまでのまとめ |
第8回 | 次回以降の予定,発表グループの作成,参考文献の紹介 |
第9回 | 発表準備の進捗の報告 |
第10回 | 学生たちの発表 |
第11回 | 学生たちの発表 |
第12回 | 学生たちの発表 |
第13回 | 学生たちの発表 |
第14回 | 学生たちの発表 |
第15回 | まとめ |