心理学総合演習Ⅰ
担当者堀田 結孝教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [文学研究科 臨床心理学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

わたしたちは他者と関わり合い,大規模な社会を形成している。他者の影響を理解することは,人間の本質を理解する上で不可欠である。本講義では家族,友人,社会など様々な社会関係での人々の心理及び行動に関する社会心理学の専門知識を学び,個人と社会の相互作用過程について理解を深める。そして,これらの知識を精神的健康や社会的支援など実践に結びつけることを意識する。
プレゼンテーションやディスカッションを通して,社会心理学に関する専門知識の習得を目指す。

授業の到達目標

・人の態度や行動のメカニズム,集団や文化が個人に及ぼす影響などに関する社会心理学及び関連領域の専門知識を他者に説明することができる。
・社会心理学の知識の現実場面における応用を考えることができる。

成績評価の方法および基準

試験成績(70%),発表及び議論への参加度(30%)から総合して評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献公認心理師の基礎と実践 社会・集団・家族心理学竹村和久 編遠見書房

準備学修の内容

配布資料に目を通し,復習を十分に行う。発表の際には事前に十分に準備をし,他者にわかりやすく伝える発表を心がける。

その他履修上の注意事項

資料の配布はLMSないしはWeb File Severを通して行う。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス,講義全体の流れについて
第2回社会心理学の理論
第3回社会的認知
第4回自己
第5回対人関係
第6回態度と説得
第7回社会的影響
第8回向社会性及び反社会性
第9回集団過程,集団間関係
第10回集合行動とマスコミュニケーション
第11回家族関係
第12回産業及び組織
第13回文化の影響
第14回健康と社会的支援
第15回試験