授業の概要（ねらい）

　≪『商』の思想とノウハウ：後期事例：近江商人等商家の遺産、『商』の成長企業≫
　本授業は、前期に続き、産業・企業・ビジネスパーソンにとって基本的な大切なことを学習します。現代グローバル社会・組織を健全に運営し、又、その中で良く生きるため、重要な資産・ノウハウである『商』の思想とノウハウを勉強します。
　後期では、近江商人が継投した『商』の思想とノウハウ及びその遺産等、並びに現在の『商』の成長企業の事例を学習の対象とします。更に、社会経済活動の第二次及び三次産業の成長企業に事例を拡大し、『商』の思想とノウハウについて分析的に学習します。中間と最終にレポート課題があり、その一部の受講者によるプレゼンテーション、全体での討議もあります。
　これらの知識を得て、日本の社会経済の課題である第二次産業のグローバル競争への対処並びに公共サービスも含む第三次産業の健全な成長・効率化・高度化に貢献するための技術として習得します。
　尚、将来、新たな事業を興すリーダーになるため、また、家業の事業を継ぐ可能性がある学生はその準備のため、本講義の受講を特に薦めます。

授業の到達目標

　①　『商』の良き思想とノウハウを事例学習から理解し、その内容と活かし方を説明できること。
　②　現代グローバル社会・組織を健全に運営するために、重要な資産・ノウハウである『商』の思想とノウハウを学習し、より良く生存していく事業の経営技術として説明ができること。
　③　『商』の思想とノウハウを学び、各自のキャリア形成に生かし、チャレンジスプリットと柔軟性を持て自己形成及び成長できるような考え方をもつこと。

成績評価の方法および基準

　授業で提示する課題に対するレポートの提出結果及び最終レポートによる試験（40％）。授業での発表・ディスカッションへの積極的な参加と貢献（30％）。出席等授業態度にみられるdiscipline（訳注：決められたことをそれが辛かろうが妥協せずに実行する強い姿勢・自制心・自己鍛錬）（30％）。これらを総合して評価します。

教科書・参考文献

準備学修の内容

　授業にて説明します。

その他履修上の注意事項

　講義資料を掲示しますので、LMSをよく見てください。
　日本経済新聞を読むようにしてください。
　日本には多くの商家・商人の貢献・遺産を展示している施設がありますので、機会を見つけ訪問し研究してみてください。

授業内容