担当者 | 浜井 和史教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | JPH-102 |
2019年4月30日で「平成」の時代は終わりを迎え、日本社会は新元号のもとで新たな時代を迎えることとなった。そこで本授業は、「平成」時代における諸問題を政治・経済・社会などのざまざまな観点から取り上げ、「平成」時代の日本社会のあゆみについて多角的に把握することを目指す。そのうえで、「平成」の時代性について考察し、今日の日本社会を理解するための材料としたい。
・「平成」時代に特徴的な諸問題についての基本的な知識を習得する。
・授業で扱う諸問題の特質について理解し、説明する能力を身につける。
・「平成」の時代性について、幅広い視点で考察する能力を身につける。
平常点(40%)とレポート課題(60%)で評価する。レポート課題は、授業内容をよく理解して書けているかが評価基準の重要なポイントとなる。ネットからのいわゆるコピペ等は不正行為とみなして然るべき処置をとる。平常点は出席の他、授業内の提出物等によって評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 特にテキストは使用せず、適宜、授業内で紹介していく。 | ||
参考文献 | 『平成史講義』(2019年) | 吉見俊哉編 | 筑摩書房 |
参考文献 | 『平成史』(2019年) | 保坂正康 | 平凡社 |
参考文献 | 『年表 昭和・平成史 新版』(2019年) | 中村政則・森武麿編 | 岩波書店 |
授業で取り上げる諸問題の背景となる日本の戦後史の基礎的知識について各々で積極的に習得する努力を怠らないこと。
レポート課題は、授業内容をよく理解しているかが評価基準の重要なポイントとなるので、授業後はノートや配布プリントの見直しなどにより知識の定着をはかること。
普段から「平成」の時代を振り返るテーマのテレビ番組や雑誌・記事等に目を通すように心がけること。
授業中の私語や携帯・スマホの使用は厳に謹むこと。行為によっては退出を命じることや、以後の受講を認めない場合がある。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | ガイダンス(授業についての説明)/「平成」という時代をどのように捉えるか |
第2回 | 日本人と象徴天皇 |
第3回 | 冷戦の終焉と湾岸戦争のトラウマ |
第4回 | 55年体制の崩壊 |
第5回 | 日米関係と安保法制 |
第6回 | 沖縄基地問題 |
第7回 | 歴史認識問題 |
第8回 | 領土問題 |
第9回 | オウム真理教事件 |
第10回 | 震災と自然災害 |
第11回 | 消費税の導入とバブル崩壊 |
第12回 | 失われた20年 |
第13回 | 新自由主義と格差社会 |
第14回 | 絶望の国の幸福な若者たち |
第15回 | 秋期授業のまとめ ※ 授業の進展や社会情勢の変化などにより、授業内容や順序を変更する場合がある。 |