マンガ文化論Ⅱ
担当者萩原 由加里教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングARL-102

授業の概要(ねらい)

現代の日本マンガの基礎を築いた作品を取り上げることで、なぜマンガが文化と呼ばれるレベルに至ったのかを考えていく。図版や時には映像を交えながら授業を進めていきます。

授業の到達目標

1、マンガを単なる趣味ではなく、学術的な手段を用いて分析する能力を身につける。
2、作家の生い立ちや時代背景を踏まえることで、作品単体の分析では見えてこない、新たな読解力を身につける。

成績評価の方法および基準

試験50%、平常点(小レポート)50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書:なし
参考文献『マンガ文化55のキーワード』(2016)竹内オサム・西原麻里編著ミネルヴァ書房

準備学修の内容

毎回の授業で、次回に取り上げる作者と作品を紹介するので、その作者が活躍した時代の社会的・政治的な出来事を図書館やネットを使って調べ、時代背景を把握したうえで授業に臨むこと。 

その他履修上の注意事項

積極的な質問を期待します。受講生の興味にあわせて取り上げる作品を変更することもあります。

授業内容

授業内容
第1回マンガ文化とは?
第2回白戸三平 ー歴史を描く
第3回つげ義春 ー夢の世界
第4回楳図かずお ーホラーを描く
第5回さいとう・たかを ー政治とのリンク
第6回細田不二彦 ―専門業界の裏側を描く
第7回諌山創 ―メディア・ミックスとしてみた『進撃の巨人』
第8回海外との比較 ―フランス・BD
第9回少女マンガの系譜1 ー萩尾望都
第10回少女マンガの系譜2 ー山岸涼子
第11回少女マンガの系譜3 ー池田理代子
第12回高橋留美子1 ー少年マンガと少女マンガの交流
第13回高橋留美子2 ー女性マンガ家としての新たな境地
第14回リクエスト特集回
第15回マンガ文化の奥深さ