授業の概要（ねらい）

　西洋の法体系は大きく2つに分かれています。一つは大陸法（Civil Law）であり、ドイツ・フランスが典型です。日本もこちらに属します。もう一つは英米法（Common Law）であり、イギリス・アメリカなどがこちらに属します。本講義では主としてアメリカを取り上げます。
　英米法Iでは、映像教材と講義を組み合わせながら、①英米法の特徴と大陸法の違い、②英米法における法の支配の確立過程を理解することを目指します。英米法Iと英米法IIは連続性が強いので、できるだけ両方履修するようにしてください。

※授業は、レジュメを配布して進めます。講義中詳細に触れられない点については、参考書で学習するよう指示することがあります。

授業の到達目標

・英米法の基礎的な知識を習得する
・英米法を知らない人に対して、英米法の仕組みを説明することができる

成績評価の方法および基準

・期末試験：7割（説明問題／事案問題により、英米法の仕組みを説明できるかを測る）
・レポート：3割（5月ごろにレポートの課題を提示する）

教科書・参考文献

準備学修の内容

講義前：45分程度を目安に、参考書の当該箇所を読む。不明点をノートに書きだし、講義において問題点を理解できるようにしましょう。
講義後：45分程度を目安に、参考書・レジュメの復習。友達・家族に、その日聞いた英米法のおおまかな仕組みを説明できる程度まで復習しましょう。

その他履修上の注意事項

【授業に臨む姿勢】
・講義中は講義に集中することが求められます。ゲームや私事を見つけた場合には止めるよう注意をします。また、食事は禁止します。（飲み物を飲むのは構いません）。
・休まないで出席することは理解の前提となるので、その旨心がけてください。

【関連科目】
・本講義の理解のためには、①日本国憲法、②民法（民法総則、債権各論）、③民事訴訟法などの基礎的知識があることが望ましいです（ただし、これらの科目を履修していない学生でも、この講義を履修して構いません）

授業内容