政治史(西洋)Ⅱ
担当者渡邊 啓貴教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングPOL-106

授業の概要(ねらい)

ヨーロッパ統合の歴史・理論・展開について検討する。 統合を国⺠国家の発展の中で捉え、危機時の「国境を越 えたリストラ」と解釈する。新しい統合の理解の仕方について学生にも問いを投げるが、ディスカッションや討論といった形で学生にも反応してもらう。

授業の到達目標

国際社会の中でのヨーロッパ統合の理論と歴史、その仕 組みや意義について習得する。

成績評価の方法および基準

試験(70%)・レポート(30%)で評価する

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書ヨーロッパ国際関係史渡邊啓貴編著有斐閣
教科書EU統合を読む小久保康之編著春風社
参考文献EUを知るための63章羽場久美子編著明石書店

準備学修の内容

日ごろから欧州の動向について新聞・雑誌記事、関連文献などでカバーしておくこと。

その他履修上の注意事項

パワーポイントを使うが自分自身のノートを作ることが望ましい。

授業内容

授業内容
第1回欧州統合の歴史1 ローマ帝国から前近代的統合
第2回欧州統合の歴史2 近代的統合からブリアンの統合
第3回欧州統合の歴史3 第二次世界大戦後の欧州
第4回欧州統合の歴史4 ECSC・EEC・EURATOM
第5回統合の理論1 経済統合の理論
第6回統合の理論2 新機能主義
第7回統合の理論3. 国境を越えたリストラとデモクラシーの理論
第8回EEC共通関税政策・共通農業政策
第9回1970年代の通貨統合の試み
第10回先進国民国家の挫折と域内市場統合
第11回マーストリヒト条約とEUの構造
第12回共通通貨導入とユーロ経済圏
第13回ユーロ危機と経済同盟の発展
第14回戦後政治統合の試みからCFSP(共通外交安全保障政策)へ
第15回ESDP(欧州安全保障防衛政策)からPESCO(常設防衛機構)へ