アメリカ文化論Ⅰ
担当者田嶋 英治教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングAMS-101

授業の概要(ねらい)

本講座ではアメリカ文化を学習する際に、英語を読んだり聞いたりするので「英語力は必須」です。文化の定義は様々あり、それゆえ「アメリカ文化」という時、いろいろな視点からとらえることができます。承知のようにアメリカは、多民族国家であり、これが「アメリカ文化とは何か」をとらえることの難しさの一面にもなっています。例えば広い意味で言えば、文化に関連する問題は、人種問題、宗教に関わる文化的問題から大衆文化まで様々です。本講座では日本にも大きな影響を与えてきた、アメリカの文化や社会について資料映像や、テキストの英語の資料を通し個人で考えたり、グループワーク等でディスカッショを行い考察、概観します。

授業の到達目標

①アメリカ文化に関わる諸問題を学習し、アメリカについて興味をもち基本的知識を身につけること。特に日米の比較文化的な視点からも「アメリカ文化とは何か」について考え、将来においてグローバルな視点で物事を考えられるようになること。
②将来、教員として英語教育に携わる予定のある人、アメリカ留学の予定のある人、ビジネス等でアメリカと関わる予定のある人等は、各人の目標に達成に向けた「アメリカ文化」の知識を身につけること。

成績評価の方法および基準

①平常点(出席率及び積極的な授業参加、及び課題等)50% ②定期試験 50%、等で総合的に評価します。
(注意)特に出席率は評価に大きな影響があります。また出席(遅刻を含む)、試験及び提出物等、上記の各項目の中に1つでも極度に悪い状況がある場合、それだけで履修が認められらないことがあります。携帯電話の厳禁。授業中の居眠りの厳禁。詳細は授業でお知らせいたします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書アメリカ文化55のキーワード笹田直人、野田研一、山里勝己ミネルヴァ書房
参考文献

準備学修の内容

アメリカ文化に関連するテーマの課題についてのレポート、発表、ディスカッションのために十分な準備をしてください。 また定期試験も広範囲となるので、テキストや配布されたハンドアウトを自ら熟読、勉強し努力してください。

その他履修上の注意事項

授業のシラバスや課題レポートは必要に応じて調整されますが、詳細は授業でお伝えします。(授業中の私語、携帯の使用、睡眠、内職、飲食等の授業と関係のないことは厳禁します。逸脱行為は評価に影響します。)

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回アメリカの地域と生活。
ニューヨーク、ニューオルリンズ等について。
第3回アメリカにおける少数民族と人種問題。
アメリカ文化における民族問題。アイルランド民族を中心して。
白人至上主義について。
第4回アメリカにおける少数民族と人種問題。
黒人、先住民、ユダヤ系アメリカ人、日系アメリカ人等。
第5回異文化について。
楽園の探求と異文化摩擦について。
第6回アメリカにおける思想。
マッカーシズム、未來観、独立精神について。
第7回アメリカにおけるキリスト教。
第8回アメリカにおける法律と政治。
第9回アメリカにおける犯罪問題。
テロリズム、レイプの実態、銃社会について。
第10回アメリカと戦争。
アメリカの軍隊。
第11回アメリカにおける家族問題。
親子関係、育児、離婚について。
第12回アメリカにおける男性の自立と女性の解放、フェミニズム運動の問題。、
女性の中絶論争について。
第13回内容理解確認。
第14回アメリカにおけるコミュニケーション。
コミュニケーション、自己主張について。
第15回アメリカの若者文化。
ジーンズとTシャツについて。