授業の概要（ねらい）

　本授業は中国とその周縁地域（内陸アジアなど）における近世・近現代を主要テーマに学術論文を読み解きながら、研究・発表・ディスカッションの方法を学び、レポート・卒業論文の作成に必要な能力を養成する。受講者各自は調査や研究の方法を学びつつ、自らが取り組む研究課題を考える。さらに関連する先行研究を批判的に読解しつつ、史料に基づいて研究発表を行い、それをもとに受講者全員でその構成や内容についてディスカッションし、研究内容の充実をはかる。なお、受講者の状況によって、内容の一部を変更することもある。

授業の到達目標

・東洋史学に関する基礎的知識を得る。
・史料収集・文献探索の方法を習得する
・史料や学術論文の批判的読解力を身につける。
・レジュメ作成に必要な論述力を高める
・口頭発表やディスカッションの能力を養う。

成績評価の方法および基準

・授業中の口頭発表と学期末のレポート（発表の仕方、内容の完成度など）60％
・授業参加度（コメンテーターなど役割の遂行、ディスカッション内容、授業態度）40％

教科書・参考文献

準備学修の内容

・各自の研究発表に向けて史料や文献を批判的に読み込み、レジュメを準備する。
・次回発表予定者の研究課題に関して下調べしておく。

その他履修上の注意事項

・受講生は積極的に責任感を持って演習に望んで欲しい。
・報告者の発表に対しては真剣に向き合い、毎回必ず意見や質問など発言すること。

授業内容