担当者 | 田所 承己教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | SOC-316 |
この授業は「メディアの社会学」のなかでも「メディア空間」の分野を扱います。音楽フェス、ディズニーランド、都市ハロウィン、フィルムツーリズム、地域イメージなどを素材に、メディアと場所・空間の交錯現象に照準を定めて、「メディア空間」という視点から社会を分析する視点を涵養することを目的とします。
授業後半では、より専門的な力を身につけるため、消費社会論、疑似イベント論、シミュラークル論、物語消費論、データベース消費論、コミュニケーション論、メディアイベント論、アイデンティティ論など、さまざまな理論的視座や方法論を学びます。
この授業では、受講生の主体的思考を促すため、授業中にリアクションペーパーを記入してもらい、それを授業内で発表してもらったり、それを引き受けて即席のディスカッションを行うことがあります。
(1)日常的な事象を「メディア空間論」の視点から説明できる。
(2)ある具体的な事象を取り上げ、メディア空間論的に重要と思われるポイントを自分なりに見つけて論理的に説明できる(応用力)。
・リアクションペーパー:20%
・試験:40%
・レポート:40%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『場所でつながる/場所とつながる――移動する時代のクリエイティブなまちづくり』(2017年) | 田所承己 | 弘文堂 |
参考文献 | 『ロックフェスの社会学』(2016年) | 永井純一 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | 『ディズニーランドの社会学』(2016年) | 新井克弥 | 青弓社 |
・授業で学んだメディア理論を用いて、任意の事象を分析してまとめること。
・メディア空間に関わる事象を自分で見つけ、自分なりの視点と方法論で分析してまとめること。
・授業中に適宜、リアクションペーパーに記入してもらい、受講生の意見や考えを聞くことがあるので、積極的に発言するようにしてください。
・授業計画は受講生の関心や社会情勢によって適宜変更します。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | 音楽フェスと共同体 |
第3回 | ディズニーランドとポストモダン社会 |
第4回 | 都市のハロウィン |
第5回 | コンテンツツーリズム |
第6回 | 地域アイデンティティとメディア |
第7回 | パワースポットとメディア社会 |
第8回 | 中間まとめ |
第9回 | 消費社会論 |
第10回 | 疑似イベント論/シミュラークル論 |
第11回 | 物語消費論/データベース消費論 |
第12回 | コンテクスト論 |
第13回 | メディアイベント論 |
第14回 | 地域アイデンティティ論 |
第15回 | まとめ |