授業の概要（ねらい）

本セミナーでは、小説、映画、テレビドラマ、アニメ、音楽等を題材に、アメリカ文化、文学における自然と環境の表象について研究します。植民地時代から、アメリカ大陸の豊かな自然は文学的想像力に様々な影響を与えてきました。1960年代に、自然保護運動が広範囲で行われ、その過程で環境問題、環境と人類の関係に対する関心は一般市民にも浸透しました。授業では、自然と環境に対する意識の変化がアメリカ文化、文学においてどうのように表現されてきたかを探究します。さらに、アメリカの文化、文学作品だけではなく、日本文学、ジブリ作品やほかの国との比較研究も行う予定です。授業は学生の発表を中心に行います。題材・テーマ選び、リサーチ、発表、質疑応答などのプロセスを通して学生のプレゼン力、自主性と論理的思考を鍛えていきます。

授業の到達目標

1．様々なテクストの読解を通して、英語の総合的な力の向上と国際文化、社会に対する見識をさらに深化することを目指す。2．授業内ディスカッションと発表を通して、論理的思考、リサーチ、テキストの読み方などアカデミック・スキルズを高めることを目標とする。

成績評価の方法および基準

授業への貢献度・口頭発表・出席・提出物による総合評価。
授業への貢献度（発言・他人の発言、発表に対するレスポンスなど)出席 30％； 口頭発表 40％； 提出物 30％
（変更する可能性がある）

教科書・参考文献

準備学修の内容

　授業内で扱う英文原作、参考資料、映像作品を必ず予習し、疑問点や興味深い点を必ず書き留め、授業中質問できるようにしておくこと。春と秋学期に最低一回ずつ口頭発表とレポートを課す予定である。発表前日までに、配布資料、PowerPointを各自でしっかり準備しておくことが要求される。

その他履修上の注意事項

　自分の趣味、これまでの勉強に縛られず、もっと広く世界の文化、歴史に興味を持ってもらいたい

授業内容