授業の概要（ねらい）

　この授業では、アメリカ文学の代表的な作家と作品を取り上げ、原作の要所、抜粋、映画などを使い、作品の特徴、作品が描き出す価値観と世界観、またその社会、文化と歴史背景について研究していきます。具体的に、前期ではアメリカンルネサンスから大恐慌の時代まで、後期では、第二次世界大戦後から２０世紀後半までの様々な作品に触れ、文学史の流れにおける位置付けを探り、さらにこれらの作品に複雑に織り込まれている宗教、ジェンダー、階級、人種などの要素を考察し、多角的な視点と広い視野を身につけながら、文学の面白さと奥深さを体験してもらいたい。

授業の到達目標

1. アメリカ文学の基礎的な知識を得ることができる。
2. 文学作品を通して、作品が生み出された時代、文化と社会背景について学習することができる。
3. アメリカ文化、文学を人種・宗教・ジェンダーなど多元的視点から考察することが学べる。
4. 様々な原作を読むことを通して、読解力を高め、批判的思考が養われ、「骨太の英語力を育成する」ことができる。

成績評価の方法および基準

出席・中間試験・期末試験・提出物などによる総合評価を行う。
出席・提出物30％、中間テスト30％、期末試験40％

教科書・参考文献

準備学修の内容

授業内で扱う英文原作、参考資料、映像作品を必ず予習し、疑問点や興味深い点を必ず書き留め、授業中質問できるようにしておくこと。授業進度に合わせて、レポートや映像内容のまとめなどの課題を課す予定である。

その他履修上の注意事項

授業中、様々な作品を原典で読むことを重視している授業なので、毎週必ず辞書を持参して下さい。偏見を持たずに幅広く世界の歴史、社会と文化に興味を持ってもらいたい。

授業内容