旅行産業論Ⅱ
担当者
単位・開講先選択必修  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングMAN-206

授業の概要(ねらい)

 政府は2007年に観光立国推進基本法を成立させ、2008年秋には観光庁を設立し、観光の発展を新成長戦略のひとつに位置づけた。今や観光業は「成長戦略の柱」「21世紀最大の産業」とまで言われるようになった。観光の領域は運輸・宿泊産業など多岐にわたるが、旅行業はその中にあって各産業を有機的に組み合わせ、観光を総合的に発展させる役割を担っている。少子高齢化や低成長が継続する社会にあって、活力ある社会を構築するために旅行業はどう展開していくべきか。講義では、できるだけ最新のデータを使って旅行業の流れを追い、今後の展開を検討する。本講座では、訪日外国人旅行、ニューツーリズム、旅行関連産業等について学ぶ。

授業の到達目標

 旅行業の基本的な知識を習得するとともに、政府の観光政策、地域活性化などのより広い観点から、旅行業の果たす役割を理解することを目標とする。

成績評価の方法および基準

 期末試験(70%)および学期内レポート(30%)で評価する。なお、出席状況が悪い場合は減点する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書適宜資料を配布する。
参考文献

準備学修の内容

 旅行に関するニュースに興味を持って接し、その背景を常に考えてみること。

その他履修上の注意事項

 旅行産業論ⅠとⅡで全体を構成しているので、継続した受講を望む。

授業内容

授業内容
第1回 イントロダクション、最新旅行動向
第2回 地域づくりと旅行業
第3回 インバウンドの流れと国際競争力
第4回 インバウンドの取り組みの現状と課題
第5回 インバウンドと東南アジア市場
第6回 ニューツーリズム(1)スポーツツーリズム(外部講師予定)
第7回 ニューツーリズム(2)エコツーリズム、グリーンツーリズム、ヘルスツーリズム、産業観光など
第8回 観光施設と旅行業
第9回 交通運輸業と旅行業
第10回 航空産業と旅行業(外部講師予定)
第11回 UNWTOとWTTCの活動
第12回 宿泊産業と旅行業(外部講師予定)
第13回 危機管理と旅行業
第14回 高度情報化社会と旅行業、旅行業の展望と課題
第15回 まとめとテスト