教科指導法(生活)
担当者中山 京子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 初等教育コース]
科目ナンバリングESS-308

授業の概要(ねらい)

 本科目では、小学校生活科の教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、必要な知識、技能の習得をめざす。学習指導要領に示された生活科の学習内容について、生活科の教科書の分析などを通して、背景となる学問領域と関連させて理解を深める。また、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な単元及び授業場面を想定した構想を練り、授業を行う方法を身に付ける。

授業の到達目標

 (1) 学習指導要領における生活科の目標及び主な内容並びに全体構造を理解している。【到達目標(1)】
 (2)  個別の学習内容について指導上の留意点を理解している。
 (3) 生活科の学習評価の考え方を理解している。
 (4) 生活科と背景となる学問領域との関係を理解し、教材研究に活用することができる。
 (5) (1)〜(4)について、分かりやすい文章で説明することができる。

成績評価の方法および基準

 指導案の作成10%、模擬授業の実際30%、試験55%、平常点5%。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『小学校学習指導要領解説-生活編-』文部科学省編日本文教出版
参考文献

準備学修の内容

 指導案の作成、模擬授業の準備など、授業時間外での取り組みが必要となる。主体的に取り組み学習の成果を高める努力を求める。

その他履修上の注意事項

 履修者数によっては授業後半の展開予定を変更することがあります。

授業内容

授業内容
第1回 イントロダクション 生活科誕生の背景についての確認 【到達目標(1)】
第2回 生活科の目標と内容の特色をつかむ 【到達目標(1)】
第3回 単元全体計画の描き方【到達目標(2)】
第4回 おもちゃをつくって遊ぶ授業をどう構想するか【到達目標(2)(4)】
第5回 地域の人材を活用した授業をどう構想するか【到達目標(2)(4)】
第6回 活動をよりよく描くための多様な形の学習指導案のスタイル【到達目標(2)(4)】
第7回 生活科学習指導案の作成と検討【到達目標(2)】
第8回 生活科の学習評価と学習指導案の修正【到達目標(2)(3)】
第9回 模擬授業と考察1「ともだちいっぱいつくるんだ」【到達目標(2)】
第10回 模擬授業と考察2「あきとたのしく」【到達目標(2)(3)】
第11回 模擬授業と考察3「ふゆをげんきに」【到達目標(2)(3)】
第12回 模擬授業と考察4「みんなででかけよう」【到達目標(2)(3)】
第13回 模擬授業と考察5「わたしのまち大すき」【到達目標(2)(3)】
第14回 模擬授業から学んだことについてのディスカッション【到達目標(1)】
第15回 ふりかえり―生活科指導の力量を高めるために―【到達目標(1)(5)】