産業・企業演習Ⅱ
担当者
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングSEM-402

授業の概要(ねらい)

・第4次産業革命と呼ばれる社会の大変革が起こっています。ビッグデータを吸収し編集して答えを出すAIの進化やIoTによる社会の変化はそのスピードを増しています。この授業では、流通経済の現場で今、何が起こっているのか、起ころうとしているのかをともに研究し学んでゆきます。流通産業をはじめとして各産業の活動を研究して【企業】を見る目を培います。
・どの時代にも経済活動の主役は我われ「生身の人間」です。伝統的な経済学とともに不可解な「生身の人間」が行なう経済活動のメカニズムを知り、実社会で役立つ「行動経済学」を学んでゆきます。(「行動経済学」はもちろん「経済学」ですが「ひと」や「自分」を知ることに役立つ「しあわせの経済学」です。)
・また現場で実際に起こっている事例を研究して実践型「マーケティング」を学修してゆきます。
・この時代に必要となる商品やサービスのマーケティングプロセスや企業経営の概論を学び、就活や就職後の業務に役立つ実質的な知識を身につけてゆきたい。

授業の到達目標

・「企業を知る」 日本には約410万社の企業があります。良い会社も、そうでない会社もあります。就活にあたっては企業の経営内容、業務内容(提供するサービスや商品)、企業体質、将来性、社員にとってどうか、など企業を知るための知識を身につけたい。
・大学と実社会の距離を縮め、就職後、実務者としてのスタートを見据えて、より実践的な能力を培ってゆきたい。

成績評価の方法および基準

・授業への積極的な参加。出席。
・学んだ知識を基に身の周りで起こっている経済活動に対して問題意識が持てるか。自分の意見が言えるか。
・企業活動や商品・サービスを理解し自身の言葉で他者に対して解説することができているか。
・共通の目的のためにクラスでのリーダーシップが発揮できているか。
・テーマを明確に持った研究リポートへの取組み。踏込んだ研究と他者への発信力。   以上を評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書参考資料は極力、配布します。
テキストについては、個別のテーマ等に応じてアドバイスしてゆきます。
参考文献

準備学修の内容

・授業のテーマに関連する直近のニュースやキーワードについてレクチャーやディスカッションをしてゆきます。
極力関連する情報を得て自分の考えとして発信できるようにすること。

その他履修上の注意事項

 ・各回の授業内容は仮の計画であり、状況を勘案し、修正する可能性があります。

授業内容

授業内容
第1回 前期の振り返り・この授業の再確認
第2回 流通産業の社会的役割と機能
第3回 E-コマース(ネットショップ)とラストワンマイル問題・ロジスティクス
第4回 SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)と情報システムの進歩
第5回 売買契約と決済(キャッシュレス決済)・フィンテック・ブロックチェーンとビットコイン
第6回 日経「体温計」の見方・読み方・今後(来年以降)の流通・商品・マーケットトレンドを予測する
第7回 今後(来年以降)の流通・商品・マーケットトレンドを予測する
第8回 行動経済学とゲーム理論について
第9回 チームディスカッション企業研究①
第10回 チームディスカッション企業研究②
第11回 チームディスカッション企業研究③
第12回企業研究成果のプレゼンテーション①
第13回企業研究成果のプレゼンテーション②
第14回企業研究成果のプレゼンテーション③
第15回 授業のまとめ・総括