教育・心理統計Ⅱ
担当者谷村 英洋教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングSTS-201

授業の概要(ねらい)

 本科目では、教育・心理領域で行われる調査に必要な推測統計学の基礎的な知識と、データを表計算・統計ソフトウェアを使いつつまとめ分析する実践的技術を学ぶ。
 具体的には①尺度と変数、度数分布の概念、②代表値や散布度、尖度・歪度等の概念と表計算ソフトウェアによるそれらの算出方法、③確率論の基礎およびサンプリングの理論、検定・推定の理論、④推測統計の概念と表計算・統計ソフトウェアによる算出方法を理解・習得し、実際のゲータを分析できることを目指す。

授業の到達目標

 「1.授業の内容」で挙げた統計的知識と技術によって、アンケートのデータを分析し、まとめることにより、アンケートを実践的に実施・分析できるようになる。

成績評価の方法および基準

 授業時の課題50%、学期末に提出するレポート50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『SPSSとAmosによる心理・調査データ解析―因子分析・共分散構造分析まで 第2版』小塩真司東京図書

準備学修の内容

統計スキルは繰り返しが必要なので、練習問題をこなすこと

その他履修上の注意事項

社会調査、心理調査など、データを用いた教育学演習や卒業研究を履修する学生に強く薦める。

授業内容

授業内容
第1回教育・心理・社会調査と統計学
第2回尺度と変数
第3回度数分布とグラフ
第4回代表値と散布度
第5回尖度・歪度、正規分布と標準偏差、偏差値
第6回確率論の基礎およびサンプリングの理論
第7回検定・推定の理論と応用、抽出法
第8回相関係数と偏相関係数
第9回独立性の検定、属性相関係数(クロス集計)
第10回t検定、一元配置分散分析
第11回二元配置分散分析
第12回回帰分析
第13回多変量解析の基礎
第14回因子分析と重回帰分析
第15回まとめ