演習Ⅱ
担当者谷崎 敦彦教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

 本ゼミの最終目的は、将来、日本のスポーツ業界を担う人材を育成することする。「スポーツマネジメント」の深淵を系統的に学ぶ。「2020年東京五輪開催」に向けて益々注目が集まる今日の「スポーツビジネス界」。本ゼミではスポーツの現場に起こり得る様々な課題を自分の「知識」、「理論」、「感性」を用いて自分なりの最適解を求めて行く過程を学ぶ。具体的には毎授業にてメディアを通じて報道されたプロスポーツ組織の活動をテーマとして小グループに分けた班毎が「課題」を特定し、①「現状認識」②「課題抽出」③「最適解の提示」を含めたプレゼンを行い、皆で討議を重ねる。所謂「ラーニング スタイル」を適用する。皆で討議を重ね、ある方向性を導き出す醍醐味を体験的に学ぶ。年二回、春期と夏期に合宿を実施する。予め規定された「テーマ」をグループ毎に討議し、皆の前で発表する機会を経てプレゼンテーション技能・コミュニケーション能力の向上を図る。最終的には学内外で開催される「発表会」等にてその研究課題を発表することを目的とする。
 秋期に於いては 特にスポーツ現場で実際に業務に従事している社会人を囲む会を開催し、対話を通じて都度「スポーツビジネス」の要諦を学ぶことを主眼に置く。

授業の到達目標

 講義を受ける受動的な「知識」から模範解答を得るのではなく、自己の過去の経験、推察力、感性などを駆使し、(その時点での)最適解を導き出すこと=「ラーニング」(求心的学習法)の概念を毎授業を通じて理解する。ゼミ員全てが大学内外の「プレゼン」の場で発表を行えるレベルを目指す。「スポーツマネジメント」の基盤となる「経営学の基礎」についても 夏合宿以降 モデルケースを用い習得する。その上でJリーグ プロ野球各チーム・球団の「財務諸法」「組織図」「戦略案」などを個別に読み取れるスキルを養う。*秋期に於いては数回2組に分けたディベートを行う。

成績評価の方法および基準

 出  席:毎回の出席と夏期(9月初旬)の合宿参加
 レポート:期中に2回の課題レポート提出
 試験  :期中に2回の試験結果
 ディベート:期中に数回行うディベートの結果
 期末に行う班毎の研究発表・ゼミへの貢献度などを総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『スポーツとは何か』 玉木正之   
参考文献 『スポーツの経済学』小林至

準備学修の内容

 毎回紹介する参考文献の熟読が前提。絶えず文章化することにより自己の理解度を深めること。
 日常の情報の中で「スポーツ理解度」を高める努力をすること。

その他履修上の注意事項

 (1)時間厳守・・5分前行動
 (2)クイックリスポンス
 (3)アイコンタクト+全員発言

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス、授業の進め方、評価方法、留意点
第2回 日本のスポーツビジネス課題
第3回 秋期に於けるプレゼン(2人組)の課題決定
第4回 秋期 目標発表・討議
第5回 班毎の課題研究(その1)
第6回 班毎の課題研究(その2)
第7回 ディベート大会(一回目)
第8回 課題レポート提出
第9回 研究発表(その1) *社会人との交流会
第10回 研究発表(その2)
第11回 研究発表(その3) *社会人との交流会
第12回 スポーツ有識者からの講演
第13回 ディベート大会(二回目)
第14回 現代のスポーツ業界に於ける課題に就き「小論文」作成
第15回 まとめと試験