経営戦略論Ⅱ
担当者大野 貴司教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングMAN-204

授業の概要(ねらい)

経営戦略とは、手短に言えば企業が目標を達成するための一連の計画のことである。本講義では、学問として経営戦略を取り扱う経営戦略論について教授する。具体的には、経営戦略論Ⅰ同様、経営戦略論の代表的な理論、フレームワークとその応用方法について取り扱う予定である。これに加え、本講義では、戦略が組織という場で形成・実行される事実を踏まえ、組織を視野に入れた戦略理論、組織が存続成長するため自らを取り巻く外部環境と調和や制御を図ることに主眼を置いているマクロ組織的アプローチを採用している戦略理論も取り扱う予定である。

授業の到達目標

・経営戦略とは何か、自分の言葉で説明できるようになること。
・経営戦略論の基礎的な理論の習得。
・経営戦略論のフレームワークを活用しながら実際の企業の経営戦略について説明できるようになること。
・経営組織論の視点から企業の経営戦略を捉えられるようになること。

成績評価の方法および基準

・期末試験 50点
・小レポート 30点(1回10点×3回実施)
・講義内課題 20点(大幅な遅刻、長時間の離席者は受験しても加点しない、スマホいじり、内職など態度の悪い者はここから減点する)

60点以上を合格とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書指定しない。
参考文献組織間関係山倉健嗣有斐閣
参考文献人間性重視の経営戦略論―経営性と人間性の統合を可能とする戦略理論の構築にむけて―大野貴司ふくろう出版

準備学修の内容

準備学習:毎回講義の最後に、次回の講義のキーワードを紹介するので、自分でキーワードを調べ、その内容をまとめ、分からなかった部分について明らかにした上で講義に臨むこと。
事後学習:講義で取り扱った理論について関連する書籍を読み、理解を深めるだけでなく、それにあてはまる事例を探し、理論を使いながら分析をしてみること。

その他履修上の注意事項

・過去の講義資料、レポートテーマはDropboxにアップする。Dropboxへのアクセスの仕方については初回講義で説明する。
・私語、途中入退室など他の受講者の迷惑になる行為は慎むこと。私語、遅刻、居眠り、内職、スマホいじりなど受講意欲が感じられない学生については減点する。
・試験は、講義中配布するレポート用紙(配布時欠席した受講者はDropboxより入手可能)、Dropboxにアップした課題用紙のみ持ち込み可能とする。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、戦略と組織
第2回新事業創造
第3回企業の国際化戦略
第4回多角化戦略
第5回後発参入戦略
第6回模倣戦略
第7回戦略形成における経営者の役割
第8回組織文化と経営戦略
第9回組織構造と戦略
第10回ダイナミック・ケイパビリティ(動的能力)
第11回垂直統合
第12回戦略提携
第13回M&A
第14回オープンイノベーション
第15回まとめ