比較経営史特講Ⅱ
担当者大野 貴司教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学研究科 経営学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

本講義では、日本経営史について取り扱う。江戸時代から現代までの企業経営手法の発展と産業の発展に焦点を当て検討することにより、企業経営を歴史的に捉えていく素養を養うことを目指す。

授業の到達目標

・日本の企業制度と産業発展についてその経時的なプロセスを説明できるようになること。
・企業経営を歴史的な視点から捉えることができるようになること。

成績評価の方法および基準

・講義中の議論への貢献度合い 50%
・各回の内容の要約と疑問点の整理(A4で1~2枚でまとめること。毎回提出) 50%

60点以上を合格とする。
ただし無断欠席、遅刻、取り組み態度の悪い者(許可なき時のスマホ閲覧、講義と関係のない内職等)は減点する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書受講者の興味・関心に応じて決める。
参考文献1からの経営史宮本又郎・岡部桂史・平野恭平碩学舎
参考文献MBAのための日本経営史鈴木良隆・橋野友子・白鳥圭志有斐閣

準備学修の内容

テキストの輪読形式により講義を進めるので、事前にテキストの該当箇所を読み、内容と問題点の整理をしておくこと。

その他履修上の注意事項

積極的な学習姿勢が求められる。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション、日本経営史を学ぶ意義
第2回江戸時代の経営活動
第3回明治時代の企業経営
第4回近代産業の成立
第5回財閥体制の確立
第6回重化学工業と新興財閥
第7回第一次世界大戦期の日本経済と企業経営
第8回第二次世界大戦後の経済民主化と財閥解体
第9回高度経済成長期の日本経済と企業経営
第10回日本的経営
第11回企業集団
第12回メインバンク制
第13回日本的生産システム
第14回日本の中小企業
第15回低成長時代の日本経済と企業経営