心理演習Ⅱ
担当者大塚 秀実教員紹介, 張田 真美
単位・開講先選択  2単位 [心理学科 2017年度以前]
科目ナンバリングCLI-314

授業の概要(ねらい)

 心理演習は、臨床心理学に関する知識を活用し、臨床家としての知識および技法の基本的な水準の修得を目的としている。心理演習Ⅱでは、心理演習Ⅰで身につけたスキルをもとに、具体的な臨床場面を想定した心理検査のロールプレイの実施、地域支援に関する事例研究検討会を実施するなど、実際の臨床に活かせるようなトレーニングを実施する。また、心理の支援を要する者の立場になって考えること・気持ちを想像できることができるように知識を身につけることも求められる。
 心理演習Ⅱは、公認心理師を目指す学生に向けた科目である。

授業の到達目標

1.臨床倫理について説明すること。
2.基本的な臨床的知識を説明すること。
3.心理検査の基本的スキルを身につけること。

成績評価の方法および基準

授業への積極的態度(20%)、授業における課題(50%)、最終レポート(30%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献授業中に紹介する。

準備学修の内容

指定する論文を読んで予習すること。

その他履修上の注意事項

授業には積極的に取り組むこと。
臨床の問題について取り扱うことになるので、倫理を犯さないよう気を付けること。
倫理違反があった場合には、単位取得はならない。

※ 2018年度以降の入学生には、公認心理師受験資格に必要な科目です。
 2017年度以前の入学生は、心理学科のホームページを参照してください。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス:心理検査の説明、今後の授業の進め方
第2回心理検査の倫理について学ぶ
第3回心理検査における観察について学ぶ
第4回心理検査のテストバッテリーについて学ぶ
第5回知能検査について学ぶ①理論
第6回知能検査について学ぶ②実施法
第7回知能検査について学ぶ③ロールプレイを実施する
第8回知能検査について学ぶ④結果をまとめて所見を作成する
第9回知能検査について学ぶ⑤結果をフィードバックする
第10回心理検査の事例研究検討会
第11回箱庭療法について学ぶ
第12回箱庭療法の体験をする
第13回箱庭療法の体験について振り返りをする
第14回地域支援についての事例研究検討会
地域支援とは何だろうか
第15回まとめに代えて:公認心理師の役割について学ぶ