授業の概要（ねらい）

　質的研究、とくに面接法（インタヴュー法）は、人と人との関わりの中でデータを収集する方法である。そこには、単に言葉のやりとりを超えて、怒りや嫉妬を伴った感情、穏やかさや温かさが伴った情緒交流が生じる。だからこそ、人が人を研究することの難しさと興味深さを体験することができる。そのためには、倫理規範を身につけること、適した分析方法を選択できる知識が必要となる。
　この講義では、質的研究の実施法・分析法を学び、研究を立案できることを目指す。

授業の到達目標

１．人の研究における倫理について説明することができること。
２．調査面接を実施できるようになること。
３．調査面接の結果を分析できるようになること。
４．調査面接法を用いた研究計画を立案できること。

成績評価の方法および基準

試験（35％）、レポート（35％）、授業中に実施する課題およびリアクションペーパー（30％）

教科書・参考文献

準備学修の内容

講義の前に教科書を読んであらかじめ予習しておくこと。調査面接ができるようになるために、倫理観を身につけること。

その他履修上の注意事項

「なぜ」「どうして」という視点を常に持ってください。
調査を依頼することがあります。協力者として面接調査を体験してみてください。
真剣に学ぼうとしている学生の邪魔（私語、飲食）をしないこと。

授業内容