心理学演習A
担当者草山 太一教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [心理学科 2017年度以前]
科目ナンバリングSEM-303

授業の概要(ねらい)

 心理的事象は日常身近に生じている事柄であり、それらは当然のこととして半ば習慣化し、特に気にもとめられないままでいることが多いと考えれる。また、常識として分かっていることも多く、勝手な推測をしがちである。この演習では、そのような当たり前と考えられる心理的事象を題材に、複数の文献を参照することで、フローチャートなどで認知プロセスや仕組みを図解表現する作業を行う。「特定の行動について、神経科学レベルではどのように処理されているのか?」ということについて、情報処理プロセスを表現することを目指す。作成した図を用いて発表と議論を行い、文献調査によって分かった情報を統合して、最終的には一冊の絵本にまとめることを予定している。

授業の到達目標

 複数の文献を参照し、文献に書かれていることを統合的に図解することができる。これらの文献講読や作図を通じて、心理学に関する知識を深めることができる。

成績評価の方法および基準

 作業の進捗状況のチェック(30%)、作成する資料(60%)及び発表内容(10%)から評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『バイオサイコロジー』ジョン・ピネル西村書店
参考文献『カラー版 神経科学 −脳の探求−』M.F. ベアー、B.W. コノーズ、M.A パラディーソ西村書店
参考文献『ひとの目、驚異の進化』マーク・チャーンギージーインターシフト
参考文献『視覚Ⅰ 視覚系の構造と初期機能』内田惠二朝倉書店
参考文献『視覚Ⅱ 視覚系の中期・高次機能』内田惠二朝倉書店
参考文献『ヒト型脳とハト型脳』渡辺茂文藝春秋

準備学修の内容

 テーマに関連したいくつかの文献を検索し、書かれている内容についてまとめておく。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
 授業内容について説明する。
第2回図解表現技法の種類や方法について学ぶ。
第3回図解表現技法について練習する。
第4回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第5回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第6回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第7回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第8回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第9回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第10回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第11回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第12回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第13回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第14回文献講読し、内容についてまとめ、それを元に発表と討論を行う。
第15回まとめ
 第4回から第14回までの授業の振り返りを行う。