担当者 | 石島 健太郎 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | SOC-303 |
本講義では社会システム論、とりわけルーマンの社会システム論を基礎から学ぶ。ルーマンの語り口は難解だが、本講義ではなるべく身近な例を使いつつ、受講生との対話を通じて、彼の理論の魅力に迫りたい。なお、講義に対する質問・批判は、講義時間中のほか、インターネット上の質問フォームでも受け付ける。それらの質問を踏まえた議論によっても、受講生の理解を促したい。
社会システム論についての学説史的な概略を理解し、説明できること。
ルーマンの社会システム論の基本的な概念を理解し、説明できること。
単位の有無は実質を伴った出席の回数に基づく。評価の高低は講義中の議論への参加の程度に基づく。期末試験、期末レポートは課さない。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『ルーマン 社会システム理論』 | ゲオルグ・クニール、アルミン・ナセヒ著、舘野受男ほか訳 | 新泉社 |
参考文献 |
毎回の講義内容をよく復習すること。授業資料を見直し、自分の言葉で説明できることとできないことを腑分けし、後者については自学自習や質問を通じて理解し、自らの血肉とされたい。
履修者全員で教科書を読み合わせながら進行するので、教科書は必ず入手すること(入手方法については初回に連絡するので、必ずしも授業に先んじて購入する必要はない)。講義内容への質問・批判等を通じた積極的な授業参加を期待する。また、他者の学習を妨害する行為は厳に慎まれたい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:授業計画および概略を示し、評価基準について詳説する。 |
第2回 | 一般システム論と社会システム論 |
第3回 | 機能-構造的システム理論 |
第4回 | システム理論の新たな発展 |
第5回 | 心的システムのオートポイエーシス |
第6回 | 創発的秩序レベルとしての社会システム |
第7回 | コミュニケーションと行為 |
第8回 | 観察 |
第9回 | システム分化と第一次的社会分化、社会構造と意味論 |
第10回 | 分化形態の転換としての社会進化 |
第11回 | 統一性と差異 |
第12回 | 人格・包摂・個人 |
第13回 | リスク |
第14回 | 道徳 |
第15回 | 批判 |