担当者 | 石川 正史 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-314 |
本講義では、前期に続き、自動車産業と自動車メーカーを研究対象として取り上げます。皆さんは自動車産業についてどれ位知っていますか。グーグルはトヨタやフォルクスワーゲンに替わって自動車産業の頂点に立つのでしょうか? スマホを使った配車サービスとは何だろう? そんな質問にお答えします。自動車が誕生して1世紀以上が経過しましたが、この間、自動車は急速に普及し、身近な移動手段として、又、魅力的な消費財として世界中で、人々にとって生活に不可欠な地位を確立しました。日本の自動車産業は質量両面で世界のトップクラスに立っていますが、先進国市場の飽和と新興国市場の急速な伸張の中で熾烈な国際競争に曝されています。自動車メーカーは品質と生産性で高いレベルを維持しながら、環境・安全・情報通信技術の開発に取り組んでいます。同時に、グーグルやアップルに代表される情報通信技術に強みを持つ異業種の殴り込みに対抗して行かなければなりません。本講義ではそのような、「自動車産業革命」に瀕している世界の自動車市場と自動車メーカーの現状を捉え、自動運転車の普及に代表される、未来の自動車と交通システムについても考えます。
・世界主要国自動車市場と自動車産業に関する基礎知識を身に付ける。
・今後の自動車業界や自動車メーカーの動き、更にはハードウェアとしての未来の自動車の形と、交通システムを考察する。
・自動車産業が環境と安全にどのように配慮していくのかを考える。
中間試験20%、小テスト(複数回)30%、期末試験35%、授業態度15%で成績評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストとしては毎回、配布プリントを使用、参考書は下記の通りです。他に日本経済新聞を参考に使用、時に英文資料の使用を考慮しています。 | ||
参考文献 | 完全理解 自動運転 | 林 哲史 | 日経BP社 |
参考文献 | 2022年の次世代自動車産業 | 田中 道昭 | PHP研究所 |
自動車関連の報道は日常的に大量に行われていますので、学生は日本経済新聞等の各種メディアを通じてそれらの情報を常時チェックした上で講義に臨んで下さい。こちらからも適宜有用な資料を提示・配布します。又、授業冒頭では前回授業の振り返りを実施したり、復習の小テストを行いますので、授業の復習に加えて、重要事項については追加で自主的に研究することを推奨します。
自動車は日常において極めて身近なものであると同時に、その巨大な裾野を通して、想定以上に我々自身と多様な接点を有しています。従って学問として取り組むと同時に、自分にとって将来の職業として考えてみて下さい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 世界の自動車市場① 日本 |
第3回 | 世界の自動車市場② 北米 *基礎情報・日本市場・北米市場を対象とした小テストを実施するので、十分に復習しておくこと。 |
第4回 | 世界の自動車市場③ 欧州 |
第5回 | 世界の自動車市場④ BRICs *欧州市場・BRICs市場を対象とした小テストを実施するので、十分に復習しておくこと。 |
第6回 | 自動車部品産業 |
第7回 | 自動車小売産業 |
第8回 | 中古車販売 *第1回から第8回の講義内容を対象とした中間テストを実施するので、十分に復習しておくこと。 |
第9回 | その他自動車関連産業 |
第10回 | 自動車メーカーの機能① 企画・開発・研究・製造・調達 |
第11回 | 自動車メーカーの機能② 物流・マーケティング・アフターサービス |
第12回 | 自動車について① エンジン *その他自動車関連産業・自動車メーカーの機能・エンジンを対象とした小テストを実施するので、十分に復習しておくこと。 |
第13回 | 自動車について② 燃料 |
第14回 | 将来の交通社会 |
第15回 | 総括 *当該セメスターの全講義内容を対象とした期末テストを実施するので、十分に復習しておくこと。 |